1. オトコが悪女に惹かれる理由〜ロバート・パティンソンの場合〜

2016.04.29

オトコが悪女に惹かれる理由〜ロバート・パティンソンの場合〜

映画『トワイライト』のヴァンパイア役で国民的アイドルになった、ロバート・パティンソン。『トワイライト』で共演したクリステン・スチュアートと私生活でも交際し、全米のティーンズが憧れる夢のカップルに。バッドガール風のワイルドな風貌が魅力のクリステンだったが、妻帯者の映画監督との浮気現場をパパラッチされてしまう。しかし傷心のロバートは、その後クリステンの謝罪を受け入れ、彼女と別れることなく同棲を再開。そんな彼は自分の中にある悪女に惹かれる傾向を自覚していたらしく、浮気騒動が起こる以前に語っていたのがこの言葉。

オトコが悪女に惹かれる理由〜ロバート・パティンソンの場合〜

僕が女性に魅力を感じる部分っていうのは、いつもあとから、魅力的だと思ったことを後悔するような種類のものなんだ。僕は常に女性の中にある狂気のようなものに惹かれる。……出会ってすぐに僕を嫌いになるような女性が好きだね。

The stuff I find attractive in women I always regret finding attractive. I always like a kind of madness in a woman... I like it when they hate me right from the beginning.

ハンサムで、性格もいい。女の子だけじゃなくて男からも人気がある。それなのに、なんであんな子が彼女なの、キーッ!!!!——そう首を傾げたくなるような男性、あなたの周りにもいないだろうか。

相手の女の子は、どう見ても“いいコ”キャラじゃない。むしろ評判は最悪。わがままだし、気まぐれだし、オトコグセだってよくないらしい。すごい美人、ってワケでもない(←ココ大事!)。それなのに男性の方は彼女に夢中……。ロバート・パティンソンとクリステン・スチュアートって、ハリウッドではそんな感じの立ち位置のカップルだったと思う。

だからクリステンの浮気が発覚したとき、周囲は「ほれ見たことか」というリアクションが大半。しかも浮気相手が同年代のイケメンならまだしも、41歳のオジさんと不倫って! クリステン、ヤンチャ過ぎるにもほどがあるでしょ。

もしも愛する彼女のそんなご乱行が世界中に配信されてしまったら、オトコのプライドとしては別れるしかないでしょう、と、私たちは考える。

でもロバートは親しい友人たちの「あんな女とは別れろ」という忠告に耳を貸さず、一度は別れを選んだものの、結局クリステンの元に戻ってしまったのだ。これぞ恋の不条理。悪女って、どうしてかわからないけど、男性にとってはたまらなく魅力的らしい。だけどそれって、普段お利口さんに振る舞っている女性から見れば、なんだか納得が行かない。だからつい言いたくなってしまう。「なんで? どーして? オトコって、ドMなワケ??」と。

ロバートは、悪女に惹かれる傾向があることを自分で認めている。たぶん、クリステンに恋したのもそのせい。お行儀のいい正統派アイドルなんか目指さずに、次に何をしでかすかわからなくて、自分のスタイルを貫いていて。破天荒な彼女のすべてが、彼の目にはまぶしく映ったのだ。——たとえ自分が傷つけられる日が来るとわかっていても。

悪女の魅力。それはきっと、彼女が世間に媚びたりせず、自由奔放に生きているところにある。行動規範は自分の欲望のみ。——そんな女といるとき、オトコは、自分も自由で若々しくなったような気分を味わえることを知っているから。

ワルい女と知っていても恋に落ちずにはいられない、それはある種、麻薬みたいな魅力なんだろう。

問題は……私たちがそんな悪女になりたいと思っても、後天的にそれを演じられるものではない、ってことだ。

photgraph:AFLO