連載 齋藤薫の美容自身stage2

あげまん、さげまん…… 男も女も、お互い上げ下げしているという現実

公開日:2015.04.23

人気連載「斎藤薫の美容自身 STAGE2」。 毎月第2水曜日更新。

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近ごろどこへ行っちゃったのだろう、と心配になるほどなのが、トム・クルーズ。かつて“人気俳優No.1”の称号を何年間も独占していたのに、何だか最近は不思議ささえ醸し出している。どう考えても3度目の結婚から。ご存知のように、この人はニコール・キッドマンから、ケイティ・ホームズへと妻を変えていて、一体なぜ?という違和感を生んだが、だから俳優としてのじり貧は3度目の結婚のせい?と思いたくなった。ついでに言うなら、3人の妻は、3人とも大女。背が低いというコンプレックスの裏返しであることは明らかで、結婚にそういうものを持ち込む体質である証?自分が見出したのに大女優になってしまったニコールとの離婚原因は“最大の謎”と言われるが、妻に追い越される恐怖から逃げたかったのなら、失礼ながらケイティとの結婚は納得がいく。自分のコンプレックスから逃れたり裏返したりする結婚が、運気を下げるのは間違いがなさそう。人は相手の選び方で自ら運勢を決めているのだ。

さて、安室奈美恵に平気で言い寄る男は一体どういう了見なのか、と思ったが、ある雑誌でこの人が理想の女性についてこう語ったのを知った。「私を養って」というようなタイプはダメ。あくまで「自立した女性」でないと。だから安室奈美恵なのなら、この人はアムロをさげまんにはしないだろう。つまりアムロを“あげまん”と思って近づく男にとって、この人は“さげまん”になるのかもしれないという話。ただそういう男の判断を、ヒト事と思ってやり過ごしてはいけない。なぜなら女は、自分自身が“あげまん”にならないと、どうやっても幸せになれない。それが女の運命だから。

ちなみに、女を成功させる“あげまん男”の話はあまり聞かない。男がふがいないから女が頑張るという単純な構図はあっても、女の成功・失敗は、男にさほど影響されない。でも女は男の運命を根本から塗りかえる、それはそれは恐るべき影響力を持っている。それをもっと自覚するべきなのだ。

そもそもが、あげまんとは、そばにいるだけで男性に幸運をもたらす女。言うなれば、男のパワースポット。一緒にいるだけで、男が輝く……というわけで、今の日本でいちばん“あげまん”なのは、結局のところ木村拓哉のそばにいる工藤静香なのかもしれない。ますますひとり勝ちの夫を持つ妻。なぜこの組み合わせなのか、未だに“謎”の部分があるからこそ、あのカップルは“あげまん”と女を“あげまん”にする男との出会いだったのだ。料理がうまく面倒見のいいその人を、キムタクはある意味尊敬していたのだとか。

そう、やっぱり女を“あげまん”にする男は、女を尊敬できる男。自立している女がいいという発想ともつながる。男が女をちゃんと認めていてこそ、女は男に運気を送り込むパワースポットとなれる。ともかくそういうもうひとつの相性をちゃんと見極めるべきである。

「そばにいるだけで男に運気をもたらす女の勝ち。女は男のパワースポットになるべきだ!!」

Edited by 齋藤 薫

公開日:2015.04.23

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