1. 自分を立ちあがらせる方法 体の中の"マイナス因子"を押し出す方法

斎藤薫の美容自身2

2015.04.23

自分を立ちあがらせる方法 体の中の"マイナス因子"を押し出す方法

人気連載「斎藤薫の美容自身 STAGE2」。 毎月第2水曜日更新。

自分を立ちあがらせる方法 体の中の

人は落ち込んでいる時、まったく無力となる。力が出ないから。落ち込みからなかなか抜け出せない。落ち込みが次の落ち込みを生む悪循環。おそらく落ち込んでいる時は、“マイナス因子”が体の中にいっぱいあって、細胞やら脳の中にまで広がり、すべてを悪い方に悪い方に捉えるしくみになってしまう。だから考えるほどに、“良くない考え”が頭の中にいっぱいになっていく。“忘れよう”としても、心にまとわりついてなかなか忘れられない。楽しいことで埋めようとしても、空しいだけ。立ち上がるのも、ナイフとフォークをもつことさえ億劫になるのは、筋肉にまで“マイナス因子”が入り込んでいるから。そういう“マイナス因子”と戦う特別なテクニックが必要なのだ。もちろん心療内科に行くべきケースは別として、もっと日常的に年がら年中やってくる落ち込みに対して“マイナス因子”に打ち克つ方法はたったひとつ、“単純明快な希望”を“プラス因子”として一気に生み出すこと。

じつは、人生経験豊富で分別のある“まっとうな大人”ほど、じつはみんなこう口を揃える。「ああ今、自分はとても順調だ」とか、「運が向いてきた」と一瞬でも思うと、次の瞬間、必ずイヤーな予感がすると。“慢心”というレベルまではいかなくても、単に自分は幸せかも、恵まれているかも、と思うと、必ずそれを否定するような“良くない出来事”が割にすぐ起きることは、今までの人生の中で数えきれないほどあったからと。“良いこと”が続くなと思ったとたん、“悪いこと”がある。“人の幸、不幸の量は決まっている”とはよく言われることだが、これほど“良いこと”と“悪いこと”が短期間に背中合わせにやってくるとは、と口を揃えるのだ。だから“良いこと”が続いても、自分は順調と決して思わないようになったと。むしろ、手綱を引き締め身構えるようになったと。そして彼らはこうも言う。落ち込んだ時ほど、逆に“ちゃんとやっていれば必ず良くなる”という希望が一瞬で心の中に湧き上がると。

ちゃんとするってどういうこと?というなら、仕事はもちろん、後まわしにしていたことを片付けるとか、気になっていた不義理を解消しようとか……。そう気づくと、いきなり希望が湧いてくる。そうか、そうすればうまくいくって。「人を絶望から救うのは、“希望”以外ありえない」という言葉がある。楽しいことで埋めようとか、忘れようとか、そういうことではダメ。人生好転への希望でなければダメなのだ。悪いことがあった時は、“ちゃんとやっていれば必ず好転する”という希望で“マイナス因子”を追い出し、逆に良いことが続いたら、気を引き締める。人生はその繰り返しだって知ってほしい。人生は、つねに裏返し。悪い時ほど、良い兆し。だから、どん底だって至福だってじつは3日もたないのだと。

「どん底だって至福だって、じつは3日もたない」