1. ジェーン・バーキンの恋愛小悪魔テクニック—その2【いい男の見分け方】

2016.05.08

ジェーン・バーキンの恋愛小悪魔テクニック—その2【いい男の見分け方】

フランスを代表する永遠のミューズ、ジェーン・バーキン。おしゃれ上手で知られるジェーンは、恋愛上手でもある。あのブリジット・バルドーから国民的アーティストのセルジュ・ゲンズブールを奪って、’70年代の伝説的カップルとなる。その後セルジュとの結婚生活中に恋に落ちたジャック・ドワイヨン監督の元に走り、66歳になった今は同じ年の作家の男性と恋愛中。——そんなジェーンは、彼女のトレードマークである自然体のファッションに対して、恋では駆け引きを駆使しまくる、したたかな小悪魔キャラ。経験豊富なゆえ、恋愛に関する名言も多々。2回目の今回は、恋の達人ジェーンの、いい男の見分け方。

ジェーン・バーキンの恋愛小悪魔テクニック—その2【いい男の見分け方】

いい男を選ぶ秘訣? ——それはもう、「仕事」ね。私は外見のことは気にならないけど、その人に才能があるかないかは絶対に重要なポイントだわ。……その人の外見より、頭の中身を見るべきよ。洋服のことを気にする人?そんな人、大嫌いよ!

今まで、才能豊かな男たちを渡り歩いてきたジェーン。最初の結婚相手は、映画『007』の音楽を手がけたジョン・バリーだったし、その後再婚したセルジュもカリスマミュージシャン。映画監督のジャックに、現在の恋人は、フランス文壇の花形、オリヴィエ・ロラン……。だから上のフレーズを聞くと、「なるほど! 最初から才能で選んでたのね」と納得が行く。でもそれって、本当にすべての女性に当てはまる男の選び方なんだろうか。ジェーン自身がアーティストで、お互いをインスパイアするために必要な条件ってだけなんじゃない?

————そう思いそうにもなるけれど、いやいや、そこはさすが、恋愛教祖レベルのジェーン。だって「その人の外見より、頭の中身を見るべき」、これって、なんだかすご〜く思い当たる節がないだろうか。

そもそも鏡の前でコーディネィトばっかり気にしてる男性ってナルシストっぽいから、「おしゃれなオトコってキライ」という女性は多い。でもジェーンの「外見」という言葉には、そんな“見た目”だけじゃなくて、ほかのことも含まれている気がする。例えば、お願いしたことはなんでもやってくれて一見優しいけど、みんなに嫌われたくないからやっているってだけで、こちらが本当に望んでいることを察して自主的に行動してくれるような、「想像力」は持ち合わせていない薄っぺらなオトコ。————もしくは、「好きだよ」と言って毎日電話をくれるから誠実に見えるけれど、実はよその女にも同じことをしている、「マメ」なだけの浮気オトコ、などなど。そんな、男性の“上っ面”にダマされてぽ〜っとしてしまうことって、よくありがち。つまりジェーンが言っているのは、“上っ面にダマされないで中身を見ること”、なんじゃないかな。

だから男性の頭の中身を見る冷静さを常にキープしているジェーンって、やっぱりタダ者ではない、と思う。恋していてもどこか醒めた目で相手を俯瞰(ふかん)出来ることは、幸せな恋をするために重要なポイントだと思うから。そしてもちろん、その相手が才能に溢れているオトコだったら、あなたは最高にラッキー!

photograph:AFLO