連載 齋藤薫の美容自身stage2

美しいのに愛されない女を考える “あの人”がいつもフラれるワケ

公開日:2015.04.23

人気連載「斎藤薫の美容自身 STAGE2」。 毎月第2水曜日更新。

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“お嬢さん”な女に美貌は不要……ならば、逆に“喋らなければ美人なのに”という言い方も成立する。声と言葉づかいが美しくなかったら、せっかくの美しさも台無しになるということ。そもそも、美しければそれだけで愛されるなんて、もう誰も思っていないだろうが、そういう意味での“過酷な現実”をハッキリと伝えているのが、ハリウッド女優の恋愛遍歴と、その結果の幸不幸である。いとも簡単に結婚して、いとも簡単に別れてしまうから、“結婚できたかどうか?”とモテるモテないは、あまり深い関わりがないようにも思えるが、逆に言えば、それほど結婚が“簡単”なハリウッドにおいて、数え切れない恋愛経験がありながら、なかなか結婚できない美人女優には、やっぱり何かある、と考えた方がいいのかもしれない。

“いい女”の権化、キャメロン・ディアスは、ひどくモテるのになかなか結婚しない。以前は、元恋人ジャスティン・ ティンバーレイクがスカーレット・ ヨハンソンと共演、ふたりの仲を嫉妬して振られたというゴシップが世間を騒がせたりして、恋の噂に関してはあまりタメになる話を聞かない。要は恋愛がヘタ。恋愛期間はそこそこ長いのに、そして結婚説も出るのに、結果フラれるのは、疑い深かったり、口うるさかったり、少しずつ少しずつ相手にストレスを与えていくタイプだからじゃないか。付き合うほどに夢中にさせる女は、キホン大らかでありつつも神秘性を失わない女、と言われるが、男女間においては、神経質な女の方が神秘性をも失い、結婚まで到達しないのだ。そうこうするうちにこの人も40歳。最近はトレーニングのしすぎで無駄な筋肉ができていて、黄金のプロポーションを台無しにしたとの噂も。この人、早くしないとマズイ。

続いて、ウィノナ・ライダー。愛くるしい美貌はデビュー当時、驚きをもって迎えられ、ジョニー・ デップと婚約までしながら破局。その後は無謀な恋愛が目立ち、途中“万引き”などの奇行も目立ったことで、失恋の後遺症とも言われた。もともと恋愛に深くハマりやすい女の挫折は、男にとってさらに“重たい女”をつくってしまうということか。美人も“いい女”も、付き合う前のイメージは、ほぼ完璧。何の根拠もないが、美人は100点満点から交際は始まる。だから逆転負けも多いのだ。イメージよりも面倒な女だったり、暗い女だったり、重い女だったりすると、美人は極めて不利。どんどん点数が減り、恋心が愛に変わる前に、減点が一定量を超えてしまうという。逆に美しくない人は40点とか50点から始まり、加算式で評価を上げていくからむしろ愛が発展しやすい。何と言っても愛は恋が終わってから、おもむろに出てくるものだから。

“美人は意地悪だから愛されない”とか“美人はゴーマンだから愛を得られない”という昔ながらの法則は今の時代には通用しない。今の美人は、むしろ自分に自信がなくて愛を失うケースの方が多いのだ。愛されたい女は、わずかでも卑屈になったらおしまい。たぶんそこに美人の落とし穴がある。美人は堂々としていればいいのに。威張ってはいけないが、堂々とした美人でい続ける、大らかに男を振り回す。これが美人が愛される意外なコツなのである。

「愛されたい女は、卑屈になったらおしまい。美人は自信たっぷりでいた方が愛される」

Edited by 齋藤 薫

公開日:2015.04.23

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