
日本でもっとも一般的な“真ガキ”は冬が旬! 深遠な海の味が満ちた冬のお楽しみだ。プリプリとろとろの身には、海からやってきた美味しいミネラルがたっぷり。寒い日のお楽しみは栄養も満タン!とってもおいしいレシピをご紹介します♪
カキと大根の炊き込みご飯(207kcal)
カキの煮汁がご飯にしみて、ふっくら美味しく♪ カキはいったん煮ておくことで味が完成。その煮汁を使ってご飯を炊けば、加熱しすぎてカキがパサパサ、なんてことは防げるのだ。煮汁にも十分カキのだしがしみだしており、絶妙の調味料になる。煮る際にも火の通しすぎに注意し、カキがふわっと膨らんだところで火を止めよう。カキの旨みが詰まったご飯は、「おかずはいらない」と思えるほど満足度の高い一品に!
材料(6~8人分)
米 2カップ
カキ 250g
A: 酒 大さじ1
A: 醤油 小さじ1
大根 200g
油揚げ 1枚
B: 醤油 小さじ2
B: 塩 小さじ1
B: 酒 小さじ1
B: 水 1 1/2カップ
大根の葉 50g
作り方
1. 米は炊く30分以上前にとぎ、ざるに上げて水気をきる。
2. カキはざるに入れ、塩水の中で振り洗いする。Aとともに鍋に入れて中火で酒蒸しにし、煮汁も残しておく。
3. 大根は長さ5cmの太めの千切りにし、葉は塩(分量外)を加えた熱湯でゆでて小口切りにする。油揚げは短冊切りにする。
4. 炊飯器に米を入れ、カキの煮汁とBを加えてひと混ぜし、大根・油揚げを加えて炊く。
5. 炊きあがったら、カキ・大根の葉を加え全体を混ぜる。
料理のキメテ
大根の葉からはβカロテン、油揚げからはたんぱく質やイソフラボンを摂れる。食べ応えがある割にエネルギーは控えめで、栄養価は高いのがうれしい。
カキのトマトチーズ焼き(213kcal)
チーズとトマトでイタリア風に仕上げるまろやか料理♪小麦粉をうすくつけて焼いたカキは、旨みを閉じ込め、味がからめられ、ぷっくりと美味しい。アツアツを食べると、中の身が本当にミルクみたいにとろけ出してくるはず。甘く焼けたトマトを崩してソースのようにして食べるから、トマトは完熟のやわらかいものを使うのがオススメだ(そのほうが栄養も豊富)。チーズも溶けるので、とにかく熱いうちにどうぞ!
材料(2人分)
カキ 200g
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
小麦粉 適量
たまねぎ 30g
トマト 1個
ミックスチーズ 30g
バジル 5枚
オリーブ油 大さじ1
塩 小さじ1/5
こしょう 少々
作り方
1. カキはざるに入れ、塩水の中で振り洗いし、水気をよく拭く。塩・こしょうで下味をつけて、薄く小麦粉をつける。
2. たまねぎは薄切りにし、トマトはくし切りを半分に切り、バジルは手でちぎる。
3. フライパンに大さじ2/3量の油を熱し、(1)を入れて中火でこんがりと焼き、八分通り火が通ったら取り出す。
4. (3)のフライパンに残りの油を熱して強火でたまねぎを炒め、透明になったらトマトを加えて炒める。
5. 全体に油がまわったらカキを戻し、バジル・塩・こしょうを加えて全体に混ぜる。チーズをのせ、フタをしてチーズが溶けるまで中火で焼く。
料理のキメテ
トマトにはリコピンやビタミンCが、チーズにはカルシウム、ビタミンB2が含まれ、肌にいい成分がバランスよく摂れる。
カキの選び方
中央の白い身が丸く張っていて、貝柱に透明感のあるものが新鮮で旨みも詰まっている証拠。生食用と加熱用があるが、生食用は滅菌処理水にしばらく浸しておいたもので、品種の差はない。
カキの保存方法
できるだけ早く食べるのがオススメ。殻付きの場合は、殻が乾燥しないように湿らせたキッチンペーパーなどで包む。むき身はパックのままか、海水程度に塩を加えた水に入れて保存する。
監修: 竹内冨貴子
フードスタイリング: Mayuko Abe , Akiko Suzuki
Edited by 編集チーム
公開日:2015.04.23