
ぬるぬる! ほっくり! ほかのいもにはない魔性の美味しさを持つのが、さといもだ。初秋からいよいよ旬の時期を迎え、甘さもぬめりも絶好調。冬にかけて美味しいさといもの、うちなる魅力をもっと知りたい!
さといもと長ねぎのしょうが風味スープ(221kcal)
優しくほっこり♥ 身体を温めるスープ♪ スープの素を使わず、鶏骨付き肉から美味しいだしをとるスープ。さといもは下ゆですることでぬめりを取るが、ぬめり好きなら皮をむいて塩もみするぐらいでもOKだ。長ねぎ、しょうが、こしょうと身体を温める食材が勢ぞろい。秋めいてきて冷えを感じたときや、万年冷え性の人はぜひこのスープで身体を温めて代謝を上げよう。具だくさんなのでディッシュスープにも♪
材料(2人分)
さといも 4個
鶏骨付き肉ぶつ切り 200g
長ねぎ 1本
しょうが 1/2かけ
A: 酒 大さじ1/2
A: 醤油 小さじ1/2
A: 塩 小さじ1/4
A: 粒こしょう 小さじ1
サラダ油 大さじ2/3
作り方
1. さといもは皮をむいて下ゆでしておく。鶏肉は皮を取っておく。
2. 鍋に油・薄切りにしたしょうがを熱し、香りが出たら鶏肉を加えて中火で炒める。肉の色が変わったら、ぶつ切りにした長ねぎを加える。
3. 全体に油がまわったら、かぶるくらいの水を加える。煮立ったらアクを取り、弱火にしてさといも・Aを加え、やわらかくなるまで煮る。
料理のキメテ
骨付きの鶏肉からはタンパク質とコラーゲンが摂れる。炭水化物、タンパク質がバランスよく含まれている料理。
さといもときのこのチーズ焼き(328kcal)
クリーミーな美味しさも合う!一見、グラタンのようなひと品だが、マカロニではなく、主役はさといも。クリーミーだが、さといもたっぷりで食べ応えがあるうえに、牛乳の割合を多めにして生クリームは控えめというヘルシーさだ。オーブンは使わず、フライパンに具材を重ね入れて、蒸し焼きにすることで手軽につくれるのも魅力。フライパンごとテーブルに置いてもいい。ワインにもぴったり。
材料(2人分)
さといも 3個
マッシュルーム 4個
しめじ 1/3袋
たまねぎ 1/4個
アンチョビフィレ 2枚
にんにく 1/4かけ
オリーブ油 大さじ2/3
塩 小さじ1/4
こしょう 少々
生ハム 3枚
A: 生クリーム 1/4カップ
A: 牛乳 1/4カップ
A: 塩 小さじ1/4
A: こしょう 少々
ミックスチーズ 40g
パセリ 適量
作り方
1. さといもは皮をむいて薄い輪切りにする。
2. マッシュルームは石づきを取り、薄切りにする。しめじは石づきを取って小房に分ける。たまねぎは薄切りにし、アンチョビ・にんにくはみじん切りにする。
3. フライパンに油・にんにく・アンチョビを熱し、香りが出たらたまねぎを加える。しんなりしてきたらきのこを加え、中火で炒める。全体にしんなりしたらさといもを加えてざっと混ぜ合わせ、さといものまわりが透明になってきたら、塩・こしょうで調味する。
4. (3)に生ハムをちぎって入れ、混ぜ合わせたAを回しかけ、ミックスチーズを全体にのせる。ふたをして火を弱め、5分ほど焼く。
5. 仕上げに、パセリをちらす。
料理のキメテ
にんにくは生ハムのビタミンB1の吸収を促進。B1は、さといもの炭水化物の燃焼を促してくれる。
さといもの選び方
持ったときに重みを感じるものがみずみずしく、下部の白っぽい部分にひび割れがあるものは乾燥気味。皮は真っ黒よりも赤茶色のものが新鮮。皮をむいてあるものは赤い模様がないものを選んで。
さといもの保存方法
蒸れないよう、ビニール袋からは出し、乾燥に弱いので新聞紙に包んで風通しのいい常温で保存。泥が乾いている場合は少し湿らせておくとよい。泥がないものは冷蔵庫の野菜室に入れる。
監修: 竹内冨貴子
フードスタイリング: Mayuko Abe , Akiko Suzuki
Edited by 編集チーム
公開日:2015.04.23