連載 齋藤薫の美容自身stage2

歳とともに、幸せが遠のいていく人の、なぜ?!

公開日:2015.04.23

人気連載「斎藤薫の美容自身 STAGE2」。 毎月第2水曜日更新。

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人間は最後の瞬間、自分は幸せだったか不幸せだったかを、一瞬のうちに判断する生きもの。幸せの記憶と不幸せの記憶、どちらがどれだけ多く鮮明かで、その人の幸不幸が決まるのだ。だからこそ、女は歳を重ねるほどに、幸せな時間を増やしていかなきゃいけないのである。

でも“女の幸せ”にまつわるアンケートで、いちばん幸せなのは“30代”という結果が出た。なるほど20代には迷いや不安がありすぎて、のんびりと“私、幸せかも・・・・・・”なんて思うゆとりはない。それが30代になると進む“方向性”が見えてきて、生き方も決まってくる。家庭か仕事か恋か、はたまた自分磨きか、自分にとっていちばん大切なものが見えてきて、心が定まってくる。それも“自分”というものがわかってくるから。しかも30代は、人生において何かといちばん忙しいから幸せなのだ。でもまた同時に、いちばん不幸感を感じるのは40代の終盤という結果が出た。30代から40代への幸せのこの急降下は、とても危ない。心の中だけでなく、見た目のキレイも蝕み、人生を投げてしまう危険があるから。

もちろん幸せ不幸せは必ず交互にやってくる。だから30代が幸せな分、40代に不幸に向かっていくのはある意味仕方のないことなのだけれども、でも、歳をとるほどどんどん幸せが増えていく一方の人もいる。幸せを減らす人と一体何が違うのか?先頃、ヤフーの新CEOに37歳の女性が大抜擢されたが、なんとその人は今まさに、出産も控えている。普通の女ならどちらかを諦めるのだろう。だいたいが、4年で3人もCEOが変わるほど迷走している会社の社長、そんなリスクの高い選択は勇敢な男でも考える。でもその人は、身重の体で自信満々にチャレンジ。立ち止まらないのだ。だからこの人には思いもよらなかった幸せが舞い込むのだ。もちろん不幸もやってくるけど、人生は必ずそのあとには幸せがやってくる仕組みだから。

そういう意味では人間、立ち止まらないのが幸せになるコツ。去年と同じ生活を送ると、去年より今年の方が不幸に思えるのは当然のこと。年齢を重ねていけば尚さら。年齢とともに幸せを減らしていく人は、とても単純に前に進まず、同じことを繰り返すだけ。すると未来が必ず不安になる。このまま時を重ねるだけでいいのかしらと。そこには20代の時みたいに先が見えない苦しみも含まれるが、20代にはもっともっと無責任に日々を楽しめる若さがあったから、まだ全然まし。でも30すぎたら日々の繰り返しのまま歳がすぎていく不安を、人は自分で解消しないといけないのだ。

だから自分をいろいろに試すこと。いろいろなことに挑んで、幸せな時間を得られるかどうかを試してみるのだ。人生とは、すなわち試すこと。いろんな事や物や関わる人で、自分が幸せかどうかをいちいち試してみるのが人生なのだから。

歳とともに幸せを減らしていくのは、それを知らない人。幸せかどうかを試すのが、人生だって知らない人・・・・・・それだけは覚えていてほしい。人は幸せと不幸せを交互に繰り返すから、ともかくどっちに転ぼうと挑んでみること。それが幸せの数を増やす絶対の方法なのである。リスクも多いが、幸せも多い人生を生きる勇気の勝ち。

幸せの数を増やす絶対の決め手は立ち止まらず、リスクを恐れぬこと。どっちにしろ幸不幸は交互にくるのだから

Edited by 齋藤 薫

公開日:2015.04.23

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