1. 遅咲きの女は、奇跡を起こせる

斎藤薫の美容自身2

2015.04.23

遅咲きの女は、奇跡を起こせる

人気連載「斎藤薫の美容自身 STAGE2」。 毎月第2水曜日更新。

遅咲きの女は、奇跡を起こせる

人は“起承転結”、4つの人生を生きるべきという一方で、今は“遅咲き”こそトレンドという時代でもある。咲くのが遅ければ遅いほど、むしろカッコイイという時代。成功するのも幸せになるのも、キレイになるのも、すべてにおいてだ。今から10年ほど前、“黒木瞳40歳の美しさ”がにわかに脚光を浴びた時、“遅咲き”のイメージが180度変わった。その人は若い頃にもちゃんと脚光を浴びていたが、40代の美しさはその何倍もの喝采を受けた。年齢の分だけ周囲の評価が“掛け算”で増すことをそれは示したわけで、遅咲きは地味でも野暮でもない。むしろ、いちばんカッコイイことという見方を生んだ。それは大人の女の中で眠っていた潜在能力をひとりで目覚めさせたことに等しいから、大拍手を浴びたのだ。

一方で、人にはそれぞれ“自分にいちばん似合う年齢”というものがあって、いくら美人でも魅力的でも、あんまり若い頃はそれが映えないこともある。吉瀬美智子という人の美しさが一気に脚光を浴びたのは、30代に入ってから。20代の頃はその非の打ちどころのない美貌が妖艶に映りすぎ、妙に年上に見えたりして。それが30代に入ってからは、同じ美貌が逆にナチュラルに映り、年相応の美しさが逆に年齢不詳の魅力を醸し出す。女はこの“年齢不詳”に見えたタイミングが、自分にいちばん合った年齢を生きている時なのである。

つまり“遅咲き”こそ宿命という人もいっぱいいる。自分は一生冴えない存在のまま終わるのだろうか?なんて思っている人は、むしろこれから“いちばん映える年齢”がやってくる人。だから、気を抜かず。自分が花開いているのを知らずにいる人って少なくない。それはとても損なこと。“遅咲きの女”の不幸は、ただ一点、自分が“遅咲き”する宿命であるのに気づかないことなのだ。50代での結婚や50代での出産も、遅咲きが当たり前になりつつある証。なのに、自分がもう今さら咲くはずがないと思っている人が多すぎる。だから蕾が膨らんでも気づかずに、水もやらずに中途半端な開花のまま枯らしてしまうこともある。それはまったくもって人生レベルの損失。開花のタイミングを決して見逃さないこと。

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