1. 結婚"した女"と"してない女"、そして"できない女"の違い

斎藤薫の美容自身2

2015.04.23

結婚"した女"と"してない女"、そして"できない女"の違い

人気連載「斎藤薫の美容自身 STAGE2」。 毎月第2水曜日更新。

結婚

ひと昔前は、今よりずっと“結婚していないこと”が珍しかった。しかし“してない女”が増えつつあったから、私も独身だった頃、仕事先で露骨にこう聞かれた。「ご結婚は?」「なぜ結婚しなかったんですか?」……36歳でもこう聞かれたのだ。「なぜしなかった?」と聞かれたら、「まだいいかなと思って」とは言えない。相手はおそらく、“仕事でギスギスしていたから、結婚できなかった”という答えを期待していたはずだから。つまり、昔は“縁がなくて……”的な理由ではすまされなかったのだ。もちろん当時も“結婚したくない”とハッキリ言う人は登場していたが、世間は “強がり”くらいに見ていたと思う。だから“結婚してない女”は今の方がずっとずっと生きやすいのだ。誰も理由を確かめようとはしないから。

そもそも女が結婚しない理由など、明快に説明できるものじゃない。“なりゆき”や“たまたま”や“気がつけば”が重なって今はしていないだけ……なのに、世間は勝手に“理由あってできない女”と決めつけてしまう。なぜか日本は、“結婚しない女”をいろんな決めつけで勝手にいじくりまわすのだ。

でもたったひとつ確かなことがある。今まだ“結婚してない女”と、“結婚できない女”の間にある決定的な違い。それは“いつかはする” “必ずする”と思っているか否か。つまり、“結婚すること”なんて少しも難しいことじゃない。する気になればいつでもできる……そういうふうに軽やかに思えるか否かなのである。結婚は、もともと“勉強”や“運動”みたいに能力的にできるできないを問われるものではない。

なのに女はまだ充分若い頃から、“自分は能力的にできない女”なのじゃないかとわざわざ自信をなくす。ハッキリ言って、結婚なんてどんな“間違い女”でもできるのに。“自分は一生できない女”なのでは? とわずかでも思ってしまうこと自体が間違い。あくまでも“するかしないか?”。“できない女”など、ひとりもいないのである。

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