
「私って臭うかも?」「シャツに汗じみが!!!」「Vゾーンのケアってみんなどうしてるの?」など、他人には聞きづらい、夏の悩みトップ3を大解剖。早め早めのケアで悩みをラクラク克服しよう!タカミクリニック医院長 高見先生が、美容医療の見地から、ビューティのハテナに答えるQ&A。聞き手はビューティエディター安倍佐和子さん。
こまめに汗を拭き取るなどしても汗の量が気になる、ニオイが気になるという人にオススメの、クリニックでの汗治療ってあるんですか?
美容皮膚科での多汗症治療でポピュラーなのがボトックス注射です。
ボトックス注射と言って、みなさん思い浮かべるのは、眉間や額、目尻など表情ジワの改善や小顔効果を狙ったもの。でも、じつは多汗症ケアにも効果があるんです。
多汗症のボトックス注射とは、汗をかきやすい部分の皮膚にボトックス注射を打つことで、汗の分泌をコントロールする神経をブロックし、汗の分泌を抑制する治療です。一度の注射での効果は4~6ヵ月。ワキや手のひらの汗の分泌も抑えることが可能です。料金はクリニックによって様々ですが、施術を受ける前にどこの製品を用いているのか、クリニックのドクターに確認してから治療を受けるのがいいでしょう。
ほかには、無針メソセラピーによるボトックス剤の導入という方法も。注射よりソフトな効果なので、2週間に一回、を3回くらいは続けて欲しいですね。
■KEYWORD
ボトックス®(BOTOX®)
ボトックス®(BOTOX®)とはA型ボツリヌス毒素から抽出した成分で、アメリカにあるアラガン社の登録商標薬剤のこと。ボツリヌス毒素はその名の通りもともとは毒性の高いものだが、そこから、ごく微量の毒性を抽出、精製し、美容治療に利用されている。筋肉を弛緩させる作用があるため、筋肉の作用によって作られる表情ジワに対して効果を発揮することが知られています。アレルギーなどの副作用も少なく、人気の治療のひとつ。
協力:タカミクリニック
http://www.takamiclinic.com/
イラスト:いいあい
Edited by 編集チーム
公開日:2016.06.04