1. 清川あさみ×山下智久

2015.06.23

清川あさみ×山下智久

アーティスト・清川あさみが男性をモデルに刺繍を施す「男糸」シリーズ。第21回となるVOCE8月号(6月23日発売)は、山下智久さんとコラボレーション。今回で清川さんが山下さんのために設定したテーマは、大人気マンガ『ベルサイユのばら』の登場人物、アンドレ・グランディエ。

清川あさみ×山下智久

1 山下智久、清川あさみとの出会いを語る

山下さん主演のドラマ「アルジャーノンに花束を」の宣伝ビジュアルを担当した清川さん。それが縁で、今回の男糸のコラボレーションが実現!

「清川さんとの初対面は、20歳くらいの頃。NEWSのツアーパンフレットのお仕事でお会いしました。それで今回、「アルジャーノンに花束を」でご一緒させていただいて、10年ぶりくらいじゃないかな。

初めてお会いしたときは、魅力的な方だな、という印象だったのですが、今は、もしかしてお茶目な人? と思ったりしているのですが…(笑)」と山下さん。

“えっ、気づいちゃった?”と笑う清川さん。“当時の山下さんにお会いした時の印象は、若い!という感じ(笑)。

あと本人は忘れているかもしれないんだけど、その時の撮影中、なぜかずっと「アニョハセヨ」って言ってたんですよ(笑)“。
「たぶんその時、韓国にハマっていたんですね(笑)。コミュニケーションが成立してなかったですよね……。すみませんでした(笑)」と当時のことを振り返る山下さん。

一方、清川さんは“その時は、そのまま撮影が終了して、それはそれで面白かったですよ(笑)。それで今回ひさしぶりにお仕事をしたら、すごい大人になっていた(笑)”。

苦笑いしながら山下さんは「いやぁ、昔の話は恥ずかしいことが多いんですよね(苦笑)。記事になった自分のインタビューを読むと、何言ってんだ、こいつ! 意味わかんねぇよ! と思ったりします」

“でも「アルジャーノンに花束を」のお仕事で、山下さんと一緒に取材を受けたときは、あら、山下さんって、知的!もっと話したい!って思ったんですよ。内面に興味を持ちました。会話もちゃんと成立したし(笑)。

それで『男糸』に出ていただきたいな、と思ってオファーしました。今回は、山下さんのかっこいいだけでなく、男っぽくて、セクシーという内面を出したかった。そして今までに誰にも見せていない、山下さんの表情を捉えた作品に仕上がったと思います”と清川さんは言う。

2 「アルジャーノンに花束を」の宣伝ビジュアルを語る清川あさみ

繊細な花々を背景に、山下さんがネズミをそっと手のひらに乗せている「アルジャーノンに花束を」の宣伝ビジュアル。テレビのスポットやポスターで目にした人も多いのでは?

“意外かもしれないのですが、私がこんなにピュアな感じに作品を作ることは珍しいんですよ。本当はクールな感じもありかな、と思ったのですが、ドラマの内容や、山下さんの役柄というのを考えて、繊細な作品に仕上げました。そして多くの人にこのドラマを見てほしい、という気持ちも作品に込めています”と清川さん。

「芸術的だけど、とてもキャッチィだな、という印象を持ちました。そのキャッチィさは、みなさんに見てほしい、という清川さんの製作意図があったからなんですね。実際に写真に刺繍を施したものを見ると、本当に繊細で素晴らしいです!機会があれば、ぜひ実物の作品をぜひ見てほしいですね」と山下さんは作品の印象を語った。

“こんな繊細な花々を背景に背負って様になるのは、山下さんくらい(笑)。実は今回は、色にすごくこだわっていて、刺繍だけでなく、レースやビーズ、スパンコールなどの素材を幾重にも重ねて花を作っています。このドラマは、人間の光や影、裏と表なども深く描かれた作品という印象を受けたので、一筋縄ではいかない主人公の感情を、色や素材を重ねることで表現しています”と清川さん。

「主人公・咲人は花屋さんで働いている、という設定なので、撮影現場にも花がたくさんあって、すごく明るく、華やいだ気持ちになりました。実際に仕上がったドラマの映像もキレイですし、あらためて、花っていいな、と思いましたね。現場の雰囲気もとてもよくて、今回の共演者の方たちとは、あまり気を使わずにフラットな自分でいることができました。出演者は花屋チームと研究所チームに分かれての撮影で、僕だけ両方を行き来していたのですが、花屋と研究所を合体させて、みんなと一緒に撮影したい!と思うくらいでした(笑)。独特のオーラを持つ方が揃ったな、という感じもありましたね」

3 山下智久による本質キーワード分析は?

今回のコラボレーションは、テーマがベルサイユのばらのアンドレ。そして本質キーワードが【優しい】【活発(冒険心)】【繊細】【追求】【激しい感情】【人気者(人を惹きつける)】。

本質キーワードについて山下さん本人は、あるあるです! 当たってる! という感想でしたが、さらに詳しく分析していただくと「キーワードで【優しい】と【激しい】といった相反するワードがありますが、僕自身矛盾していることが多いんです。何を考えているのかわからない、って言われることも多いし(苦笑)。たいしたことは考えてないんですよ、実は。機嫌悪いの?と言われることも多いのですが、全然悪くない。もし機嫌が悪かったら、この場にいません、という感じなんですけどね。【激しい感情】というのは、仕事のときに出ることがあるかな。やっぱりプロとしてそれはキチンとやってほしいことができてないと怒りますし、そのときに感情は出ますね。

この中では【追求】が一番苦手かな。興味を持ったことは調べたがりで、すごくハマって追求するんです。でも80%くらいわかると満足しちゃう(笑)。20%は残しておく。それでまた別の新しいことが知りたくなって、という感じですね。これは【活発(冒険心)】と関連しているかもしれませんね」。横でインタビューを聞いていた清川さんは“すごいわかる!私もそう!もうこれ、前に見たことあるな、って思うと、別のところに興味が移ってしまうんですよね”と山下さんに共感。

「あと【繊細】っていうのは、自分に対する繊細さではなくて、他の人の気持ちに対する繊細さかな、って思います。子どもの頃から大人の中で仕事しているので、周囲の状況を見ながら、今どうするべきか? というのを考えてきたからかもしれないですね。そういう意味では繊細かもしれません。繊細に見ることができるし、感じることができる、というような……」

“最後の【人気者(人を惹きつける)】は、もうそのとおりじゃないですか! 山下さんのファンの方もきっとそう思っているはず。間違いない(笑)。テーマ設定のアンドレも女子人気がすごく高いので、山下さんにピッタリですね”という清川さんの一言で、コラボレーションは無事終了!

清川あさみ
アートディレクション、衣装、広告、美術作品まで幅広く活躍するアーティスト。シートン動物記をテーマにした絵本『狼王ロボ』が発売中。7月には福井県・金津創作の森アートコアで個展を開催。

山下智久
●やましたともひさ 1985年4月9日生まれ千葉県出身。「SUMEER NUDE」(’13年・フジテレビ)、’14年には映画『近キョリ恋愛』など出演作も多数。清川さんとはドラマ「アルジャーノンに花束を」のポスタービジュアルで初コラボ。

ドラマ『アルジャーノンに花束を』

TBS系で放映されたドラマ「アルジャーノンに花束を」は、ダニエル・キイス原作の世界的ベストセラー。脚本監修・野島伸司が独自の世界観でドラマ化し大きな話題を呼ぶ。山下さんは主人公・白鳥咲人を演じた。

VOCE8月号

VOCE8月号
6月23日発売)

男糸 danshi Vol.21
山下智久さん編

完成した作品は、ぜひVOCE本誌でチェックして!

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photograph:Baku Kobayashi
Hair&make-up:Ai Miyamoto
styling:STUTTGART
text:Yoriko Amano