1. 収入の何パーセントぐらいを投資に回すのが理想的ですか?【ビューティQ&A】

2016.10.09

収入の何パーセントぐらいを投資に回すのが理想的ですか?【ビューティQ&A】

日曜日の【ビューティQ&A】は「お金」。Yahoo!ファイナンスなどでも経済情報を発信し、ファイナンシャルプランナーとしても活躍中の花田浩菜さんが、VOCE読者のお金の悩みに回答してくれました♪

収入の何パーセントぐらいを投資に回すのが理想的ですか?【ビューティQ&A】

今回のお悩み読者:いとうさん
26歳/会社員/東京都在住

Q: 最近、株投資を始めました。貯蓄より配当金利回りの方がいいので長期投資を考えていますが、収入の何パーセントぐらいを投資に回すのが理想的でしょうか。

A:長期投資はお勧めです!ただ、手元に置く貯蓄の分はきちんと確保して。

株投資を20代からはじめることは、長い目で見てもとても良いことです。長期投資をすることは短期間で取引をするよりもおすすめではありますが、「貯蓄より配当利回りが良い」として、手元の金額を全て投資に回すのはNG行為。まだ今後の人生で掛かるお金は多く、すぐに引き出すことが出来る「手元のお金」として貯蓄の分はしっかりと確保しておくことが理想です。

【理想の割合はライフスタイルで異なってくる!】

現在貯蓄がしっかりと手元にある方であれば、その中から投資に充てる分として考えると、「3分の1〜4分の1」が投資に回す理想の額です。また、手取りの収入から考える理想の割合としては、ライフスタイルによっても異なります。20代でシングルの方、または子どものいない夫婦2人世帯の方であれば1番の「貯め時」と言われる貯蓄がしやすい時の為、シングルで実家暮らしであれば貯蓄額の理想は手取りの35%、一人暮らし、もしくは夫婦2人の場合は15〜20%が理想の貯蓄額です。

この理想の貯蓄額から、更に「3分の1程度」が投資に回す理想額と考えて下さい。ただし、手元に全く貯金がない場合はまずは貯蓄に余裕ができてから長期投資をはじめても遅くはありませんよ。

長期投資をする際には、配当利回りだけに注目して1つの銘柄に絞ってしまうと下がってしまうリスクも高まる為、いくつかの銘柄に分散したり、他の投資商品と組み合わせて長期投資に回す等、リスク管理はしっかりすることが大前提です。また、「長期投資」として比較的長い目で見る長期投資であれば、「NISA」の口座を利用することをお勧めします。

【NISA口座を利用すれば増えたお金も、配当金にも税金が掛からない!】



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「NISA」は言葉自体はほとんどの皆さんが耳にしたことはあるのではないでしょうか?「NISA」=「小額投資非課税制度」と呼ばれる制度で、漢字で見ると少し難しそうですが、簡単に説明をすると「年間120万円分までを元にして、株や投資信託で取引をして生まれた利益や配当金に税金が掛かりません!」という制度です。

通常、銀行等で預けたお金から数円でも利子がついた場合や、株取引等で利益が出た場合、増えた額から「約20%」が税金として引かれてしまいます。つまり、1万円の利益が出た!としても約20%の税金が引かれるため、手元に残るのは「約8000円」。NISAの制度を利用して取引をしていれば、年間120万円までが5年間、税金が引かれないので1万円の利益がそのまま手元に残りますよ!という仕組みです。

また、NISAは投資によって増えた金額だけでなく、「配当金」を受け取る際にも税金が掛からないので注目です。NISAは「NISA口座」を開くことで取引が出来るようになりますが、NISA口座を活用する際の注意する点としては、「年間120万円」という金額には株式を買うだけでなく、売る際の取引もカウントされることです。

例えば、「30万円の株を買って、すぐ同じ額の30万円で売った」というケースには「60万円分の枠の使用をした」ということになり、残りの枠は「60万円分」ということになる為、こまめに売り買いをしたい方にはあまり向きません。

しかし、今回のように数年単位で配当をもらったり、併せて株主優待をもらって1年〜数年単位で運用を考えていくような「長期投資」にはNISAを利用するメリットも充分に受けられます。NISA枠を利用して長期投資をする際にお勧めな選び方の基準としては、「配当利回りが高い」銘柄や、「配当と併せて株主優待ももらえる」銘柄等を選ぶとメリットを受けつつ、楽しみも増えるのでVOCE読者の皆様にもお勧めです。NISA口座を利用するのにぴったりな銘柄もいくつかご紹介しますね。


【高配当or+株主優待銘柄(全て2016年8月29日時点の利回りです)】

高配当,株

✔(株)みずほフィナンシャルグループ(8411) 配当利回り4.37%(確定月3月、9月)

有名な大手銀行の1つである、「(株)みずほフィナンシャルグループ」。とにかく配当利回りが高く、現在の水準でなんと4%以上。なおかつ誰もが知っている銀行でありながら、2万円以下で購入可能なお手頃さも魅力です。いくつかの銘柄と組み合わせて買う際にもお勧めな高配当銘柄です。

✔アドアーズ(4712) 配当利回り1.57%+2000株以上保有で「OLIVE SPA」などで使える120分ボディコースのサロンチケット2枚(確定月3月末)

VOCE読者の方にも注目な、「アドアーズ」の株主優待。配当利回りも1%以上ありつつ、2000株以上保有の場合にはなんと「OLIVE SPA」の120分ボディコース(約2万円相当)のスパが受けられるチケットが2枚つくという、なんとも豪華な優待が!優待を受ける為には2000株の購入が必要なので約30万円程の投資が必要ですが、サロンチケットの金額は約4万円相当の利用価値が。ペアで利用するも良し、ご自身のご褒美に2回使っても良し、の是非注目な銘柄です。

✔️サニーサイドアップ(2180) 配当利回り3.75%+100株以上保有で「bills」のリコッタパンケーキ等が無料(確定月6月)

「bills」などを運営している「サニーサイドアップ」では、配当利回りも現在の水準で3.5%以上と高く、株主優待ではあの有名な「bills」のリコッタパンケーキなどを無料で食べることが出来るチケットがもらえるなど、配当も楽しみも両方兼ね備えた銘柄です。

【注意点は?】
NISA口座を利用して株式を購入する際には、注意点も予めチェックしておきましょう。

✔配当金、優待の「権利付き最終日」をチェック!

先程ご紹介した銘柄のような配当金や、株主優待は「買ったらすぐ」受け取れる訳ではありません。1年に1回か2回の「権利確定月」と呼ばれる月が各会社で決まっており、その月の「権利付き最終日」と呼ばれる日に株式を保有していないと配当金や優待は受け取ることが出来ません。1年、2年単位で持つ長期投資の場合はあまり関係ありませんが、「何月何日が権利付き最終日かな?」ということは買う前に予めチェックしておいた方が良いですよね。

✔️「配当金」の受け取り方法は「証券口座へ入金」にする!

せっかくNISA口座を利用して配当金を税金が掛からず受け取ろう!と思っても、実は注意したい落とし穴が。「配当金の受け取り方」を銀行口座へ振込にしたり、郵便局で現金受け取りに指定してしまっている場合、なんと非課税の対象外となってしまいます。まず長期投資をNISA口座で始める際には、配当金の受け取り方を証券口座へ入金してもらえる「株式数比例配分方式」になっているか?を確認し、なっていなければ変更が出来るのでしておいて下さいね。

✔️株式売買には「絶対」はない!

また、大きな注意点は株式等投資商品を購入する際に「絶対に上がる!」ということは絶対にありません。売買には必ずリスクが伴うことは忘れないで下さいね。売買をする際は全て自己責任です。よく吟味して、1つの株式だけでなく余裕資金から様々な業種を組み合わせて購入したり、株式だけでなく投資信託など別の運用方法と組み合わせたりすることで、リスクも分散されやすくなる為、売買の際には「自分で納得した銘柄を、下がっても許容できる配分や額を理解して」購入して下さいね!

長い目で見た長期投資は、自分のお金を掛けていることによって世の中のニュースに敏感になったり、会社に詳しくなったりと実はその他の点でのメリットもあり、長い目で見てきっと役に立つはずです。自分で納得した投資商品や額を考えて、楽しみながら運用をしてみてはいかがでしょうか?