1. 齋藤薫さんが解説!賢い情報収集のお作法

2016.09.08

齋藤薫さんが解説!賢い情報収集のお作法

調べたいことはすぐ調べられる、でも調べたくないこともすぐ入ってくる……。情報の流れが早く、過多な昨今。インターネット時代に生きる私たちの情報収集力について緊急アンケート!齋藤薫さんが、調査結果にもとづき考察!

齋藤薫さんが解説!賢い情報収集のお作法

Q.1 あなたは1日のうち情報収集にどのくらい時間を費やしますか?

Image title

Q.2 どの時間に情報収集することが多いですか?

Image title

Q.3 情報収集でインターネットを見るとき、どのメディアを使用しますか?

Image title

Q.4 あなたは以下の情報をどうやって入手していますか?

Image title

Image title

Image title

Q.5 あなたは何かを購入する際、口コミやランキング情報などをチェックしますか?

Image title

【YES】
旅行を予約するとき…50%
物を買うとき…54%
本を買うとき…35%
化粧品を買うとき…62%
洋服を買うとき…12%

Q.6 インターネットの情報をどの程度信用していますか?

【90%信用】
●口コミややらせなどもあるだろうが、本当の意見もあるので。
●アバウトだとは理解しつつも、基本納得してしまう。

【70%信用】
●見極められる自信がないので、3割くらいはガセと思っている。

【50%信用】
●参考にはするが、自分で確かめたいタイプ。
●個人発信の情報は積極的な嘘でなくても、盛っていることがあると思うから。
●玉石混交。
●人によって良いと思う価値観が違う

信用度90%…27%
信用度70%…8%
信用度50%…54%
あまり信用して
いない…8%
その他…3%

Q.7 ネット情報でがっかりした、腹がたったことはありますか⁉

●誰でも簡単にある程度を知ることができるので、知る人ぞ知るといったことがなくなったのはちょっと寂しい。
●いい場所やお店はあまりネットで紹介されていないような気がする。ネットで有名になりすぎて、混雑で価値が下がった場所もある。
●英語学習のため、高評価の本を購入したが自分には全く合わなかった。
●コピペだらけの情報でつまらない。
●みんなが同じ情報を同じタイミングでブログにあげたりするのを見ると、やらせだなと思ってしまう。

Q.8 情報収集で、工夫していることはありますか?

●知っている人の情報や生の声も聞くようにしている。
●発信者が何らかの意図をもっている前提で読む。
●ソースがはっきりしているか確認。
●複数の情報から傾向をつかむ。
●不要なメルマガは見ない。
●SNSのフォローをしない。
●読み流す。
●情報過多になりがちなので、閲覧をセーブ。
●自分発信の情報も吟味している。

美容情報は、80%が雑誌から。美容サイトは50%……この50という数字にこそネットの真理あり

ひょっとしたら今頃は、多くの人がスマホ片手にポケモン探して、どこかをうろうろ歩いているのかもしれないが、少なくとも、このアンケートを行った時点では、“ポケモン
GO”の存在を、日本人はまだ誰も知らなかった。そういう意味でもこの世界、移り変わりがあまりに激しく、だからSNS等への意識もまた、別の方向へとアッと言う間に変わっていくのだろう。ともかくそういう意味では、これも一時的な意識データ?

まずちょっと意外だったのが、情報をどこからとっているか? という質問に対して、ニュース等は90%以上がYahoo!ニュース、新聞は23%。でもそれに対して、美容の情報は?に1位は雑誌の80%。美容サイトは50%という微妙な数字にとどまったこと。もちろんこれがVOCE読者を対象としたものだからに違いないけれど、正直トントンかと思っていたのに圧倒的に雑誌に軍配。もうとうに、揺り戻しが始まっていると言うことだろうか。そして、インターネットの情報に対する信頼度を聞いたアンケートでも、信頼度50%と答えた人がダントツに多かった。

50%という数値は、いきなり疑ってかかったりはしないけれど、信じもしない……騙されるとは思っていないけれど、最初から鵜呑みにはしないというブレーキがかかっていることを示している。考えるに、ネットが普及してまもなくの頃、ウソ情報ばかりが流れて、実はもっとネット情報を疑っていた時があったはず。今はそれも落ち着いて、冷静だからこそ50%という数値が出たのに違いないのだ。つまりここで1つの成熟を見たということ。今回のコメントの中に、「読み流す」というのがあった。読み流しつつ、半分信じる……それが正しい使い方。

文:齋藤薫、構成:あらきなな