
自身で初めてメイクをすることに挑戦したりんたろー。さん。連載開始当初から「メンズメイクの世界を牽引したい」と語られていたりんたろー。さんに、その思いをうかがいました。
「初めてのメイク」シリーズでは、メイク前のスキンケア、ベースメイク、眉。そして、3パターンのカラーメイクに挑戦。「メイクを変えるだけで、いろいろな自分の内面が引き出されていく感覚が本当に新鮮だった!」と目を輝かせるりんたろー。さんは、セルフメイクにもチャレンジ。メイクに対するイメージはどう変わったのか、そして、美容男子だと自ら公言する理由について、ヘアメイクGeorge(ジョージ)さんと語り合います。
メイクは、自分の殻を破るための手段

編集部「今回のメイク撮影を終えて、いかがでしたか?」
りんたろー。さん(以下、敬称略)「すっごい勉強になった! 今まで、テレビ収録などで毎日のようにプロの方にメイクをしてもらっていても、ただ受け身でいるだけで、一つ一つの工程にどんな意味があるのか、とか考えたことなかった。今回、Georgeに解説してもらったら、メイクっていろいろな理論に基づいてるんだな、ってことがよくわかった。これから先も、メイクをしてもらう機会は多いと思うけど、ひとつひとつのアイテムや塗り方には、どんな意味や効果があるのかって考えられるようになれたと思う。メイクって、ちょっとした工夫や手間が大切で、それが大きな差を生むということもよくわかったし」
Georgeさん(以下、敬称略)「素晴らしいです。りんたろー。さんは、感覚が鋭くて、考え方も柔軟なので、遊ぶように楽しんでいければ、めっちゃくちゃ上達が早いと思いますよ。手先も器用ですし、何よりメイク所作がていねいなところも印象的でした。ファッション同様に、すぐに自分流のメイクを身につけられると思うので、ぜひ、楽しみながら続けてくださいね」

りんたろー。「うん、続けたい! すんごく楽しかったから。ベースメイクで肌をキレイに整えるだけで、こんなに顔の印象って変わるのかって、本当に驚いたし(連載第24回参照)」
George「肌が整うと、清潔感が出て、わかりやすくイケメン度が上がりますよね」
りんたろー。「そうなんだよ。そこに、アイシャドウとかリップで色をのせていくと、どんどん知らない自分と出会えて、今回の撮影は、まじで『はじめまして』な自分との遭遇の連続だった! 今まで写真を撮られるときは、自分の枠の中にあるカッコイイ顔をするという感覚だったけれど、今回は、このメイクならこんな表情がマッチするだろうなっていう今までとは違うアイディアが湧いてきて、なんだか自分の殻をブチ破れたような感覚があった」
George「わぁ、うれしいなぁ」
りんたろー。「メイクがメンタルに効くっていうことが体感できた気がして、ちょっと感動した」
George「そこまで感じていただけて、ヘアメイク冥利に尽きます! キレイになることって、性別問わず、絶対にうれしいですし、りんたろー。さんがおっしゃるように自信の後押しにも確実につながるものですから!」
