1. 人は“ぴったり”に快感を覚える

2016.10.15

人は“ぴったり”に快感を覚える

整理収納アドバイザー兼VOCE編集者・芦田の整理収納ごろく【PART10】。整理整頓が好きすぎて、資格を取ってしまいました。そんなVOCE編集者・芦田が本や実習から学んだ、整理収納に役立つ心構えや実践的収納術をアドバイスいたします。

人は“ぴったり”に快感を覚える

箱を捨てよ、100均のケースを買おう

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いただきもののお菓子の箱、しっかりしてデザインの素敵な靴の箱、ブランド物の小物が入った丈夫でオシャレな箱……。
日本は特に“パッケージ(包装)文化”なので、贈り物や高価なものは、素晴らしくお金のかかったサイズ感も使いやすそうなパッケージにつつまれています。中には、外装のほうが高いのでは……?と思うぐらい立派な缶素材や小分け式のもの、高級厚紙で作成されているものもありますね。ついつい「取っておけば何かを入れられるかも!!」と思います。

ダメです。そういった箱は一見収納に向いているように見えて、実は素人さんには向いていません。収納のサイズ管理が徹底してできる人でしたら、ミリ単位まで収納構成を工夫するので使用できますが、普通はオススメできません。そういった箱はあくまでも、それぞれの中身に合わせてサイジングされ、効果的に見えるようにデザインされているからです。

FITSという衣類収納ケースの大ヒット商品や無印良品の収納ケースなどにも当てはまることですが、売れる収納グッズは、日本の平均的な家や間取り、収納スペースを標準とした、統一サイズによってつくられています。引出しの深さなどにも、18cm・23cm・30cm・35cm、というもっとも使用頻度の高い有効スペースルールが存在します。
だからぴったりはまって便利なのですね。

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お菓子の箱を使うのであれば、100円ショップなどで似たようなサイズ感のケースを買う方が必ず満足のいく収納ができるはずです。

【閑話休題】ピタッとはまる快感

人は“ぴったり”に快感を覚える、ということがわかる動画です。

大好きです、この動画。実用的ではないですが、(あと途中からのおじさんの動きがもたついているのがやや気になりますが)とっても気持ちいいですね。

“兼用”“合理的”“時短”という言葉が好き

コスメの最近の流行でもありますが、“兼用”というものが好きです。昔から日本人は、便利なものが好き。国土の狭い人口密度の高いこの国が発展するためには、“兼用”という方法が必要であったため、また細かさや勤勉さを美とする文化も“兼用”を発展させてきた理由だと思います。そんな日本の文具や生活用品は、実は合理化の極致です。

知っていますか?USBメモリの便利なものを探していたときに見つけたのが、これです。なんとボールペンにUSBメモリがついている。

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こういったアイデア商品の「そうそう、それそれ!」という工夫が最高です。
当然、フリクションの最高さは言うを待たず、便利さと兼用の極限。フリクションは文房具業界においても大革命を起こしました。

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晴れ雨兼用の折り畳み傘も好きです。特にジャンプ折り畳み傘は久々に傘の進化を感じました。とはいえ“傘”自体は、本当に何百年も進化してない、と思います。傘以外の雨をしのげる物ができる日がいずれ来ると信じています。

もちろん最高の“兼用”品は、スマートフォンなんですよね。合理的で時短で兼用の最たるものであることは間違いない。しかし、ちょっとスマホには風情がないのですが……。

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さて今後、こちらの整理収納アドバイスの実践編が、毎週VOCEウェブ定期連載となります。実際に部員の未整理スペースを改善していく企画ですので、ぜひチェックしてみてください!