1. 壇蜜が真剣に語った「私が本当に大切なものは〇〇〇だと思います」

2016.11.03

壇蜜が真剣に語った「私が本当に大切なものは〇〇〇だと思います」

今をときめく旬の人の、お気に入り本をご紹介! 今回はタレント壇蜜さんにフューチャー!

壇蜜が真剣に語った「私が本当に大切なものは〇〇〇だと思います」

“読書はまともじゃないものに出合うチャンスです”

「普段から自分を“まとも”に保つためには、まともじゃないものに出合うことが必要だなと思います」と壇蜜さん。どういうことかというと、「世の中の人たちって普通に仕事をしたり、道を歩いていたり、ちゃんとして見えますけど、そう思っているのはきっと本人だけ。絶対その正気を保つために各自正気じゃないものに触れていると思います。他人のそういう癖へきを発見すると、私の体温は一気に上昇(笑)。しかもその癖に厳然たる秩序を見つけるとさらに! でも、最近、“まとも”って定義できないな~とつくづく思いますよ」壇蜜さんご本人が愛する、まともじゃないものには「本の世界で出合うチャンスがすごく多い。でも30代になってから、激しい性暴力系の作品は拒否するようになりましたね。で、今行きついたのが“おかしなピュア”さです」
例えば、「団鬼六さんの『アナコンダ』は珍しくエッセイ集なんですが、ストリッパーでヌードモデルの女性に添い寝をしていたら、彼女が飼っている蛇に夜中に首を締められるという出だしです。他にも、“お互いに恥ずかしいところを見せ合ってこそ社員の結束だ”という理由で、会社ぐるみで社長がスワッピング大会を開催する話とか。馬鹿だな~! ピュアだな~って」

本当に大切なものって一つくらいしかない

日常をリセットするマンガとして愛読中なのが『リスランタンプティフルール』。「学内でお花を植えてキレイに咲かせることが、何よりも価値があるとされている女子校のストーリーなんですが……(笑)。自分なりに“馬鹿&ピュア”だと感じる世界を経験していれば、世の中のだいたいのことには寛容になれると思うんですよね。大切なことって多くはないですよ。今の世の中には、余所見する誘惑が多すぎる」
猫好きの彼女が注目するエッセイマンガ、「『うちの猫がまた変なことしてる。』は新しくて面白い! いろんな猫マンガを読みましたが、この本は猫をほぼ擬人化することなく、4コマで描いています」

壇蜜さんのいう馬鹿&ピュアは、きっと世の中の承認基準とは別に、自分だけの満足センサーを持って自覚的に生きられるかどうか。新刊『壇蜜日記3』でも、潔いまでの壇蜜基準が炸裂していて、読後の解放感たるや!

「でも、一度や二度は痛い目に遭わないと、大事なものは分からないですよね」いい感じで生きすれて 、自己肯定感もたっぷりある彼女の魅力は倍増中だ。

“バカみたいなピュアさに胸打つ3 冊”

性暴力的なシーンはないので安心を

Image title

団鬼六 珍談・奇談エッセイ傑作選1 アナコンダ kindle版
団 鬼六
¥290/幻冬舎

「団さんの小説と違って、SM的な暴力描写はほとんどないのですが、エッセイでこれが本当にあったことがモチーフだと思うとすごい馬鹿&ピュアだなと(笑)」サド、マゾ、フェチ、女装趣味、のぞき、痴漢……。一風変わった性癖をもつ男女の喜怒哀楽を描く。

お花の世話に一心に励む女子校ファンタジー

Image title

リスランタンプティフルール
さかもと麻乃
絶版/芳文社

「ちょっとした待ち時間に、手に取って繰り返し読んだり。リセット力、強いですね」主人公は全生徒憧れの「リスランタンプティフルール」として花園「リスガーデン」で花の世話に励む。百合的要素のあるファンタジー。

擬人化されていない猫マンガに夢中

Image title

『うちの猫がまた変なことしてる。』
卵山玉子
¥1100/KADOKAWA

「いわゆる名作猫マンガですら、猫を擬人化して主観を描いていたのに、これはそれがないんです! 作者はすごい方だと思います」と壇蜜さん。アメブロで猫ランキング1位に輝いたエッセイマンガ。アラサーマンガ家の著者と2匹の猫の日常に癒やされると大人気。

新刊に収録された初の小説が話題沸騰!壇 蜜さん

Image title

1980年生まれ。タレント。日本舞踊師範や調理師免許を持つ。ドラマ「夏目漱石の妻」(NHK)に出演中の他、「オール讀物10月号」(文藝春秋)で新作小説を発表。

ちなみに壇蜜さんの近著はコレ!

Image title

『泣くなら、ひとり 壇蜜日記3』
壇 蜜 ¥660/文藝春秋

小説誌で絶賛された初の小説も収録!
あまりの文才で話題のエッセイは早くも第3弾。35歳・壇蜜のリアルに触れられる1冊。『竹取物語』をベースとした初の短編小説「光ラズノナヨ竹」も収録。小説誌で絶賛された初の小説も収録!

撮影:下村充、文:藤本容子、構成:芦田夏子