
ヘア&メイクアップアーティストとして活躍し、そのセンスの良さから幅広い世代の女性に支持されている藤原美智子さん。ファッションやメイクなど、ご自身の体験から見つけた“自分スタイル”の見直しポイントを教えていただきました。
「“自分らしさ”って何だろう?」「“自分のスタイル”ってどうしたら見つけられるの?」と、モヤモヤしている女子、多いのでは?
「“自分らしさ”っていうのは、変わらないものではなく、むしろ変化していくもの」と言うのは、長年、多くの女優やモデルのヘア&メイクを手がけてきた藤原美智子さん。ご自身も60代間近という年齢をまったく感じさせない透明感ある美しさをキープし続けていて、instagram(@michiko.life)で発信中のセンス溢れるファッションやライフスタイルも話題。
その秘密を知りたいと聞いてみると、「私、きっと38歳の頃がいちばん老けてました(笑)。34歳で独立して事務所を立ち上げたので、“きちんとしなくちゃ”と海外ブランドのスーツばっかり着たり。その時代のトレンドでもあったのだけれど、コンサバっていちばん老けて見えるのよね」
そんな彼女の今の定番アイテムはボーダーシャツなのだそう。「ただ、半袖のボーダーTシャツを、二の腕がふくよかだったり、逆にハリがなくなった大人の女性が10代の子みたいに元気よく着るのは難しい。長袖ボーダーをまくって着るのが私にはちょうどいいバランスなんです」
昔似合っていたからといって今もそのまま、では、“今の美しさ”に更新できないもの。同じアイテムでも、年齢や流行に合わせて自分にとってそのときにちょうどいいバランスを見つけていく。“ガチガチに自分を決めてしまわない”のが藤原流。美容アイテムでいうと、たとえばチーク。
「肌に透明感やハリのなくなってくる大人にベージュやピンクのチークは難しい。私が今、いちばん自然に使えるのは赤み系チークなんです」
そんな藤原流の“自分スタイルの見つけ方”をまとめた一冊が『新しい口紅は寝る前に試す~シンプルビューティライフ35のヒント』(講談社)。なぜ、新しい口紅は寝る前に試さなければいけないのか?それは、ぜひこの本を手に取って確かめてみて!
藤原美智子
1958年生まれ。ヘア&メイクアップアーティスト/ライフスタイルデザイナー。ラ・ドンナ主宰。雑誌・広告のヘア&メイク、化粧品関連のアドバイザー、執筆、講演、TV出演など幅広く活躍。さまざまな食事療法や健康法にも通じ、ホリスティック栄養学の資格「米国NTIコンサルタント」も持つ。
『新しい口紅は寝る前に試す
~シンプルビューティライフ
35のヒント』
藤原美智子 ¥1300(税別)/講談社
メイクアップだけでなく、ファッションや暮らし方、マインド……さまざまなジャンルにわたっての“自分スタイル”の見直しポイントを豊富な具体例とともに紹介。
Edited by 編集チーム
公開日:2016.11.25