1. Q:アルコール入りの化粧水は、肌に刺激になるって本当?

2015.08.12

Q:アルコール入りの化粧水は、肌に刺激になるって本当?

コスメの裏側に記載されている成分表示。パッと見てもどの成分がどんな働きをするかわからない人がほとんどではないでしょうか。でもこれが読み解けるようになったら、化粧品選びはもっと楽しくなるかもしれない! というわけで、化粧品成分検定協会代表の久光一誠先生に成分について解説してもらいます。第2回は、アルコールについて。肌に刺激になるからと、避ける人も多いみたいアルコールだけど、その実態やいかに!?

Q:アルコール入りの化粧水は、肌に刺激になるって本当?

そもそもアルコールってどんな成分ですか?

「化粧品でアルコールというと、エタノール、ブタノール、ベヘニルアルコール、セタノール、コレステロールなど、いろいろな種類があります。とはいえ、化粧品で一般にアルコールといえばエタノールのことだと思って間違いないです。エタノールはお酒のアルコール分など、非常に身近なアルコールです。」

 -どうしてアルコールを化粧品に配合するんですか?

「さまざまな成分を溶かす作用があるため、水や油には溶けにくい成分や香料、色素などを化粧品の中に溶かしたいときに使われます。また、肌に残った皮脂や汚れを浮かして取り去ったり、肌を引き締めたりする作用もあるので、清浄や収れん目的で化粧水に使われることも多いです。他には、成分が肌に浸透するのを助ける作用があるので、美容液の効果を高める用途や、植物をエタノール水溶液に漬けこんで、エキスを取り出す抽出溶媒としての使い方もあります。」と久光先生。

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アルコール(エタノール)が肌に刺激になるって本当?

「刺激の意味が2つあります。エタノールは揮発性があって蒸発するときに熱を奪うため、肌にスーッとした爽快感がでるんです。それを刺激と感じている人もいるのではないでしょうか? これは、好き嫌いの問題です。一方で、アルコール消毒や、アルコール入りの化粧品を使ったあとに赤みやかゆみといった症状が出るアルコール過敏の方は、使用は避けましょう。気になる方は、皮膚科で相談してください」

-赤みやかゆみがなくてスーッとするだけなら、使っても問題ないですか?

「アルコール(エタノール)特有のクールな感触を刺激と感じているだけであれば、とくに避ける必要はないと思います。ただ、アルコールが蒸発するときに、肌表面の水分の一緒に奪ってしまうので、多少は乾燥するかもしれません。乾燥が気になるときは使用を控えめに。アルコール過敏症や乾燥が気になる方は、皮ふ科で相談するといいでしょう。」

-それなら、乾燥肌の場合は使わない方がいい?

「乾燥肌の人は、無理に使わないほうがいいかもしれませんね。特に、アルコール消毒などに過敏な人は、エタノールの配合量の多い化粧品、トニックやコロン、オードトワレなどを使う場合は、使用部位や使用量に注意が必要ですが、成分リストの順番で、ある程度エタノールの量が多いか微量かを想像できます。エタノールと書いてあるから全部ダメと考えずに、配合量も意識してみると、化粧品の選択肢が広がりますね。」

結論! アルコール過敏の人や強い乾燥肌の人は注意が必要だけど、そうでないなら、とくに避けるべき成分ではありません!

可溶化作用、殺菌作用、防腐作用、皮脂や汚れを除去してさっぱりさせる清涼作用、収れん作用、そして成分の溶解を助ける作用など、さまざまな働きがあるアルコール。アルコール過敏や強い乾燥肌、そしてそもそもあのスーッとした清涼感が苦手な方でなければ、とくに避ける必要はありません。
使用後に赤みやかゆみなどの症状が出たことのある人、アルコール消毒に過敏な人は、使用するときには注意しましょう!

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