1. 【迷えるアラサーたちへ】美容家・松本千登世と水井真理子の「美の教え」

2017.02.24

【迷えるアラサーたちへ】美容家・松本千登世と水井真理子の「美の教え」

肌人生の中で大きな転機となるのが、30歳の壁。私らしい肌を守り抜くか、老いていくか、ここが正念場。今、頼るべきは、美肌を維持する経験者。美の巨匠がその手立てを指南。

【迷えるアラサーたちへ】美容家・松本千登世と水井真理子の「美の教え」

美容エディター 松本千登世さん

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数々の女性誌やエッセイで執筆。近著『結局、丁寧な暮らしが美人をつくる』(講談社)は、美しい大人を心がける女性のバイブル的存在。

美容家 水井真理子さん

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有名美容家に師事し、美容論を学ぶ。豊富な経験から生み出された独自のメソッドは「効く」と評判が高く、雑誌にひっぱりだこ状態。

30歳は大人の肌への過渡期。アップデートのカギは“丁寧”

水井さん:「30歳になるとガクンッと肌にくる」そんな噂を聞き、不安な人も多いようですね。でも、肌は毎日生まれ変わるので、まだまだキレイになれます。私自身、日焼けや忙しさが祟って20代には「くすんでいて土偶みたい(笑)」と言われてましたが、30歳になってからスキンケアを丁寧にすることで肌が大きく変わりましたから。
松本さん:私も20代は無茶なスキンケアをしていたので、あの時から大切に扱っていたら、今の肌は違っていただろうなという後悔が……。
水井さん:肌を雑に扱ってきてもなんとかなるのは20代までですね。30代は、日々の積み重ねに重点を置くことが大切だと思います。20代ではパパッと済ませていたケアを、肌がふっくらするまでじっくり浸透させる、家でも日焼け止めを塗って肌を守る、とか些細なこと。よく「30歳になったら、高級コスメがマスト?」とか「スキンケアを一新するべき?」など質問されますが、肌の声に耳を傾けて、足りないものを補う程度で十分なのです。
松本さん:30歳になりたての時は、まだ平気と思いがちだけれど、30歳は、皮脂量や水分保持力など肌に変化があるひとつの節目の歳。スキンケアを見直すいい機会だと思います。いつも通りのケアをしているのに、目元に自信が持てない、輪郭が緩んできたという違和感が出てくれば、自分が好きな肌と現実の肌に差がある証。もっとハリがあるほうが好きだなと思えば、それが30歳の今の自分にとって必要なコスメということ。
水井さん:30歳でケアを見直さなかった人は、32歳くらいでガクッとくるので注意!

遠目で自分のフォルムと向き合って気づく改善点

松本さん:肌を観察することも30代のスキンケアを楽しむコツ。20代では感じられなかったようなコスメの効果が見えやすいというのは30代ならでは。
水井さん:ローションを塗れば、肌はパッと明るくなるし、クリームを塗るとシワができにくくなる。感動体験を日々感じると、モチベーションが上がりますしね。
松本さん:「一度上向く経験をすると、必ず明日への気持ちが前向きになる」――これはある尊敬する美容家の方の言葉なのですが、まさにそう。丁寧なスキンケアから生まれるキレイな肌は自信や魅力になり、内側の美しさにも響いていきます。
水井さん:いいケアをするためには、顔の変化を見落とさないことも大切。一所懸命、拡大鏡などでアラ探しをするよりも、少し離れたところから鏡を見るというのがおすすめ。輪郭がぼやけるような、接近戦だけでは気づきにくい“アラサー緩み”を発見する秘策です。
松本さん:鏡を見る時に、顔の影量も意識してみるのも手。たるみも毛穴もシワも顔の影に関係するものなので、影がどれくらい出ているかというのが、その日の肌年齢を表す指標になりますよ。影の原因に合わせてスキンケアを選ぶというのも立派なアンチエイジングケアですよね。

熟した肌を生み出すのは本能が喜ぶスキンケア

松本さん:成分や効果で選ぶのもひとつだけれど、30代は本能に頼るのもいい。好きな質感や香りを肌も受け入れて、キレイになるといういいスパイラルが生まれます。

松本さんの肌歴史

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肌荒れに諦めを感じていた20代。ある美容家との出会いをきっかけに、スキンケアで肌は変えられると学んだのが30代。そして、今、日増しに肌が柔らかくなる実感から、お手入れが楽しみに。

水井さんの肌歴史

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10代は日焼けが定着して地黒。20代までホルモンバランスの乱れや仕事のストレスで肌トラブル続き。30代で丁寧なスキンケアを意識し、肌が生まれ変わる。肌の安定感は40代の今がベスト。

撮影:金 栄珠(人物)、ヘアメイク:GO、取材・文:金子優子、構成:藤平奈那子