1. 【暑くて寝つけない人に朗報!】お風呂に入った方が、夏の中途覚醒を防げる!

2017.08.12

【暑くて寝つけない人に朗報!】お風呂に入った方が、夏の中途覚醒を防げる!

皆さん、暑くて毎晩寝不足にはなっていませんか?エアコンで涼しい寝室にしても、冷却シートを使っても、体が火照って眠れないのは、湯船に浸かっていないことが原因かも。

【暑くて寝つけない人に朗報!】お風呂に入った方が、夏の中途覚醒を防げる!
小林 麻利子
ナイトケアアドバイザー/睡眠改善インストラクター
by 小林 麻利子

プチ不調をかかえる生徒さん100名を調査した結果、睡眠の課題第2位は「寝つきが悪い」(睡眠課題ランキング1~5位はこちらをチェック!)。体に熱がこもっているため、スムーズにお休みできないのかもしれません。そこで今回は、寝つきをよくするための夏の入浴法を、1200名以上の女性の睡眠を解決してきた、ナイトケアアドバイザーの小林麻利子がご紹介します。

深部体温が下がると、眠りやすくなる

私達は、寝る前に内臓などの深部体温が下がり、就寝後さらに体温が下がる仕組みが既に備わっていますが、夜湯船に浸かった方が深部体温が下がりやすくなるので、眠りやすくなります。

株式会社バスクリンの2010年の研究で、入浴剤を使用し40℃10分間の入浴(以下、入浴グループ)とシャワー浴(以下、シャワー浴グループ)を比較したところ、入浴グループは約-0.6度、シャワー浴は約-0.4度低下したという結果が得られています。つまり、シャワー浴より、お風呂に浸かった方が、深部体温が低下するということです。

これは、お風呂で表面温度がしっかり温まり、表面血流が促進され、血管が拡張することで、内側の熱い血液が放熱しやすくなるためです。そのため、お風呂に浸かった方が体の熱を下げ、眠りやすい体勢に整えてくれるのです。

お風呂に入った方が、夏の中途覚醒を防げる

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アメリカのスタンフォード大学の研究で、「内臓などの深部体温が急激に低下する時に睡眠を開始すると、より長時間の睡眠がとれる」ことがわかっています。

先述の通り、お風呂に入ることで入らないときよりも深部体温が下がりやすくなるので、シャワー浴よりも湯船に入って体を温めた方が良いと言えます。

もしあなたが、睡眠中に目覚めてしまうのなら、湯船に浸かることは必須!特に女性は月経前の高温期には寝る前に体温が下がりにくく、中途覚醒の頻度が高くなるので、該当する方は、夏でもお風呂に浸かりましょう。

出典:Czeisler CA. Human circadian physiology: Internal Organization of Temperature, Sleep- Wake and Neuroendocrine Rhythms Monitored in an Environment Free of Time Cues. Ph.D. Dissertation, Stanford University, 1978.

簡単に自律神経調整!夏のだるさ予防に◎

お風呂の最も素晴らしい点は、簡単に自律神経をコントロールすることができること。例えば、40度以下のお風呂に浸かると、ストレスや過労などで高くなりがちな心臓の交感神経を低下させ、リラックスに繋がる心臓の副交感神経を刺激することができます

先ほどのバスクリンの研究でも、入浴グループはシャワー浴グループよりも就寝時の心拍数が優位に低下し、交感神経活動が抑えられ、起床時の熟睡感も良好である結果が得られています。

夏の暑さに疲れを感じるからと、冷たいビールや冷水のシャワー浴は、スッキリするような気がするだけで、かえって神経を高ぶらせ、不調や疲労の原因になることも

毎日仕事や家事に忙しく交感神経が優位になりがちな現代人こそ、ぬるめのお湯に浸かって副交感神経を優位にしましょう。

メントール成分の入浴剤を選択!

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暑くてお風呂に入りたくない……という方は、メントール成分が配合されている入浴剤を入れてみましょう。清涼感があるため、お風呂上がりはサッパリ爽快!

入浴剤の色は、水色など寒色系なら涼しさを感じやすいので、良いでしょう。

アロマテラピーなら、メントール成分含有のペパーミント精油がオススメです。ユーカリやレモングラス、シトロネラなどの爽やかな香りもいいですね!3~5滴を湯船に滴下して入りましょう。

寝室は快適な温度を一晩中!

【寝苦しい熱帯夜も快適に】エアコンを使った快眠アップ術!(http://i-voce.jp/feed/7093/)でもご紹介したように、寝室の温度は26度以下がベスト!そして、湿度は50-60%にしましょう。

せっかくお風呂に入っても、室内が暑過ぎれば放熱せず、深部体温が下がりません。

また適温でも高湿度であれば、夜中の中途覚醒が増えることが分かっているので、簡易的なものでいいので温湿度計を用意し、除湿器や冷房を使って快適な温度設定にしてくださいね。


良い眠りが得られれば、暑い夏のだるさもへっちゃら!ぜひ、お試しください。

小林 麻利子
小林 麻利子
睡眠・入浴を中心に生活習慣を見直し、8kgの減量に成功。生活習慣改善サロン「Flura」を主宰。約1200名の女性の悩みを解決し、予約待ちの状況が続いている。著書「美人をつくる熟睡スイッチ」(G.B.)。

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