1. 【ただアップデートするだけではもったいない】iPhoneで「iOS11」の新機能を使いこなすワザ

2017.10.08

【ただアップデートするだけではもったいない】iPhoneで「iOS11」の新機能を使いこなすワザ

iPhoneのソフトウエアがアップデートされるたびに、インストールしてみるものの、その機能を使いこなせていない……という人も意外に多いのではないでしょうか。今回は、新しくリリースされた「iOS11」の設定方法をケータイジャーナリストの石野純也さんが解説。スマホをもっと便利に、もっと賢く使ってますます活用しましょう!

【ただアップデートするだけではもったいない】iPhoneで「iOS11」の新機能を使いこなすワザ
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アップルが「iPadにとって市場最大のソフトウエアリリース」とうたうiOS 11の配信が始まった。数のうえではiPad向けの印象が強いアップデートだが、iPhoneにも多数の新機能が追加されている。コントロールセンターの刷新は、その1つだ。利用者がすぐに気づくような視覚的変化はないが、地味ながら、写真や動画のフォーマットも変更されており、容量の削減に貢献する。

基本的には利便性が向上するアップデートだが、これまでになかった機能が追加されるという意味では、利用者側での慣れやカスタマイズも必要になってくる。たとえば、コントロールセンターも1画面にすべての機能が収まっているという点では便利だが、よく使う機能がどこにあるかわからないということはありそうだ。そんな不満を解消する、iOS 11の設定方法を紹介していきたい。

1.コントロールセンターはカスタマイズして使うべし

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iOS 11の見た目で、いちばん変化が大きいのはコントロールセンター。1画面にすべて収まるようになった(筆者撮影)

iOS 11の見た目で、いちばん変化が大きいのはコントロールセンターだろう。コントロールセンターはWi-Fi、Bluetoothなどのオン・オフを行えるボタンや、画面の明るさの調整、AirDropの受信設定などがワンタッチでできるショートカットのこと。iOS 7から導入され、徐々に機能を進化させてきたが、これまで、音楽の操作をするためにはコントロールセンターを左方向にスワイプして、2画面目を表示させなければならなかった。

iOS 11のコントロールセンターは、これを1つの画面にすべて収めたというのが、これまでとの大きな違いだ。正方形や縦長のアイコンがズラッと並ぶ形に、デザインも変更になった。ワイヤレス関連の設定もWi-Fi、Bluetooth、フライトモードだけだったのが、3D Touchで強く押し込むとインターネット共有(テザリング)をオンにできたりと、多機能化しているのも特徴だ。

ただ、使っていない機能をそのまま置いておくのは、スペースの無駄。誤タッチしてしまうおそれもあるため、必要な機能に絞り込んでおくようにしたい。また、標準で表示されるボタン以外にも、機能を追加することが可能だ。こうしたカスタマイズができるようになったのも、iOS 11のコントロールセンターの特徴である。

カスタマイズするには、まず「設定」から「コントロールセンター」を開き、「コントロールをカスタマイズ」を選択。ここで、不要な機能を削ったり、必要な機能を追加したりできる。標準で搭載されているものの中で削除できるのは、「フラッシュライト」「タイマー」「計算機」「カメラ」の4つ。アプリから起動するというのであれば、これらは消してしまっても問題ないだろう。やはり必要だったという場合は、あとから復活させることも可能だ。

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設定で機能を減らしたり、逆に追加したりできる(筆者撮影)

逆に、「画面収録」(動画で画面の動きを記録する機能)はコントロールセンターからしか呼び出すことができないので、追加しておいたほうがいい。「アラーム」や「Wallet」など、頻繁に利用するアプリを登録しておいてもいいだろう。残念ながら、カスタマイズできるのはいちばん下に並ぶ4つのボタンのみだが、必要な機能を絞り込んでおくのが、素早く操作するコツといえる。

2.Windowsユーザーは、写真や動画の形式を元に戻す

iOS 11では、写真や動画に、新たなフォーマットが導入されている。写真には「HEIF」、動画には「HEVC」がそれぞれ採用されており、従来のJPEGやH.264よりも、データサイズが大幅に小さくなるのが特徴だ。写真や動画を撮りすぎて、iPhoneの容量が足りなくなっているという人にとっては朗報といえるだろう。

ただし、新方式ゆえに、従来の画像、動画フォーマットとは互換性がない。ファイルをそのまま取り出しても、対応するアプリがないと写真や動画として表示できなくなってしまうというわけだ。

iPhone側で写真や共有を選ぶと、フォーマットが従来形式に変換されるため、メールで送信したり、オンラインストレージにアップロードしたりする際には問題ないが、変換機能を備えていないアプリから直接オンラインストレージに送るなどすると、そのままHEIF、HEVC形式で別のデバイスに送られてしまう。

筆者のケースでは、写真アプリから共有メニューを開き、Googleドライブを指定すると形式が変換され、Windows PCでも開くことができたが、Googleドライブアプリから写真を選択すると、HEIF形式のままで、Windows PCで開くことができなかった。操作手順が違うだけで、画像が普段使っているPCで見られなくなるのは、少々面倒だ。

Windows PCとよく共有する場合は、写真や動画のフォーマットを、従来形式に戻しておいたほうがいいだろう。設定は「設定」アプリの「カメラ」にある「フォーマット」から行う。標準では「高効率」になっていて、これがHEIF/HEVCのことを指す。これを「互換性優先」に変えておけば、形式が違って見られないというトラブルを防げる。

一方で、PCはMacを使っており、HEIF/HEVCで特に問題がないという人は、容量を減らせるメリットが大きい。このような場合は、高効率になっているかどうかを、チェックしておくようにしたい。

3.App Storeで使うデータ容量を削減する

App Storeのデザインが大きく変更になったのも、iOS 11の特徴だ。新たに「Today」タブが設けられ、アップル側がオススメするアプリを詳しく知ることができるようになった。

新たなアプリとの出会いを求めている人には、いい変更といえるかもしれない。アプリのトレンドもつかめるため、チェックしておくとビジネスに役立つこともありそうだ。

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「Today」タブが新設され、レイアウトが大きく変わったApp Store(筆者撮影)

一方で、アプリの紹介に動画が用いられるようになり、モバイル環境だとデータ容量を消費しがちだ。自動再生になっていると、気づかないうちに、データ量を使ってしまうおそれがある。毎月の容量を超えると速度に制限がかかってしまい、解除には3キャリアとも、1ギガバイトごとに1000円の料金がかかるため、節約のためには、これをオフにしておいたほうがいいだろう。

オススメは、データ容量に制限のない、Wi-Fi接続時のみ動画をオンにするという設定。これであれば、データ容量を抑えながら、家やオフィスなど、Wi-Fiにつながっている環境では動画でのアプリ紹介を見ることができる。

設定は、「設定」アプリの「iTunes StoreとApp Store」で行う。この項目にある、「ビデオの自動再生」を選択し、設定を「Wi-Fiのみ」に変更しておけばOKだ。App Storeを開いても、設定の変更はできないので注意したい。

【著者プロフィール】
石野 純也(いしの じゅんや)


ケータイジャーナリスト。ウェブサイトや雑誌を中心に、執筆活動を行う。ネットワークから端末、コンテンツまで、モバイルに関する全レイヤーをカバーする。iPhone、スマートフォン関連の解説書なども、多数手がけている。

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