連載 これがワタシの生きる道

【横澤夏子】これまでの自分を支えてくれたNSC15期と先輩たちの存在

公開日:2021.08.09

【横澤夏子】これまでの自分を支えてくれたNSC15期と先輩たちの存在

先日、第二子の妊娠を発表し、順風満帆のキャリアを歩まれているように見えるピン芸人・横澤夏子さん。ニューヨーク、鬼越トマホーク、デニス、マテンロウ……お笑い猛者が揃う東京NSC15期の中の立ち位置。そして、揺らぐ自分に助言をくれる先輩たちのこと。

【横澤夏子】これまでの自分を支えてくれたNSC15期と先輩たちの存在

先日、第二子の妊娠を発表し、順風満帆のキャリアを歩まれているように見えるピン芸人・横澤夏子さん。ニューヨーク、鬼越トマホーク、デニス、マテンロウ……お笑い猛者が揃う東京NSC15期の中の立ち位置。そして、揺らぐ自分に助言をくれる先輩たちのこと。

前編はコチラ

同期の屋敷に認めてもらえてうれしかった

――横澤さんは東京NSCの15期ということで、同期には鬼越トマホークとかニューヨークさんがいるんですよね。私もこの企画の編集担当さんも、15期が出ているYouTubeを良く見ていて。横澤さんが、ちゃんと荒くれもの(笑)の同期に果敢に言うべきことをハッキリと言っているのが印象に残っていて。

「いや恥ずかしい……。見てくださってありがとうございます。15期として、ひとくくりで見られたときに、態度が悪いとか、挨拶しないとか言われるのが嫌すぎて、私が変えなくちゃって正義感を出してしまって、つい。いつもブチ切れてるわけじゃないんですけどね(笑)。同期を最低限のマナーが守れる集団にして、損をさせないようにしていかなきゃ、という意識は強かったかも知れません」

――そこでも、学生時代の生徒会長感が出てきたと。

「はっきり言えるのは信頼関係があるからでしょうね。みんな仲がいいし、ずっと頑張ろうと励ましあってきたから。NSCを卒業した後、無限大ホールで『彩〜irodori〜』というランキングバトルをやっていて、私が一位になったことがあるんです。そこでニューヨークに勝てたことがすごくうれしかったんです。そんなに普段から『勝ちたい』とかって競っていたってわけじゃないんですけど、女芸人って劇場のチケットがなかなか売れない現実があって。なかなかファンの方が少ない中で、ランキングで一位になれたってことは、お客さんにネタを『面白い』と認められたんだと思えて、それがすごくうれしかったんです」

――そんな時代があったんですね。

「その一位になってからしばらくしたときに、ある雑誌で取材を受けて、何かの質問に対して、『ニューヨークにランキングバトルで勝てたことがうれしかった』って答えたら、そのことが雑誌の記者さんを通じてニューヨークに伝わって。そしたら(ニューヨーク)屋敷が、『そんな気持ちで夏子が頑張ってたこと、知らんかったわ。目頭アツくなったわ』って記者さんに言ってくれたみたいで。それがうれしくて。もしかしたら、リップサービスなのかもしれないですけど」

――その「目頭がアツくなった」っていうのは、どういう気持ちだったんでしょうね。

「なんなんでしょうね。私がニューヨークに負けたくないと思っていたのが伝わったのかなと。当時は恥ずかしくて、ニューヨークをライバル視しているってことを出してなかったから。でも、私にとっても、負けたくない仲間であったし、向こうも私がそう思っていたってことがわかってうれしかったのかなって。私も、その言葉を聞いてうれしかったのを覚えています」

――お互いが、「笑い」という土俵の上でのライバルであるということを、ちゃんと意識して認め合っているということが、伝わったってことですかね。

「記者さんを通じてでしたけど、私がそう思ってるってことを、向こうも喜んでくれてたんだって。ニューヨークも私のことを、ちゃんと競い合う仲間だって認めてくれた感じがしたんでしょうね。恥ずかしい部分もあるんですけどね」

同期の屋敷に認めてもらえてうれしかった

次ページ
場数を踏んだ同期の今の活躍がちょっと羨ましい

Serial Stories

連載・シリーズ