連載 これがワタシの生きる道

【横澤夏子】男性芸人の中で、より良い環境づくりを模索するキャリアプラン

公開日:2021.08.13

【横澤夏子】男性芸人の中で、より良い環境づくりを模索するキャリアプラン

先日、第二子の妊娠を発表し、順風満帆のキャリアを歩まれているように見えるピン芸人・横澤夏子さん。自身だけではなく、仲間、会社、社会のことをも考えたキャリアプランに注目!

【横澤夏子】男性芸人の中で、より良い環境づくりを模索するキャリアプラン

先日、第二子の妊娠を発表し、順風満帆のキャリアを歩まれているように見えるピン芸人・横澤夏子さん。自身だけではなく、仲間、会社、社会のことをも考えたキャリアプランに注目!

前編はコチラ

吉本興業を本気で変えたいと思っている

――今はどんな風にお笑いの仕事をしていきたいというビジョンを持っていますか?

「私が婚活パーティに100回行った経験を生かして婚活パーティの司会と、子育て関連のイベントができたらいいなと。今はコロナで中止になっているけれど、託児所を吉本の中でも増やしていきたいし、全劇場にできたらいいなと思っています。そうすれば、お客さんにとってもいいし、吉本にとってもいい。私は吉本を本気で変えたいと思っていて。託児所ができれば、私みたいなママ芸人が単独ライブをやって、お客さんもママさんたちが気軽に見に来れるだろうし。その託児所に、コロナ禍よりも前のことですけど、ジャルジャルさんや、天竺鼠さんが遊びにきたりしてて。子どもと遊ぶのが得意な芸人、たくさんいるんですよ」

――ジャルジャルや、天竺鼠は、コンビのお二人で来られてたんですか?

「後藤さんと瀬下さんです。もちろん、資格を持った保育士さんもいる中で、私も顔を出したりしながら、お子さんが芸人さんと触れ合ったり、笑ったりできるのもいいし。芸人にとってもいいんじゃないかって。これから、そういうこともどんどんしていけらいいなと思ってます。あと、やっぱり、単独ライブはやりたいです」

――時間や環境を整えたら可能性が広がりますね。

「そういった環境面ももちろん関係があるんですけど、単独前はちょっと頭がパンクしそうになるんですよ。『あー、間に合わない、間に合わない』ってなってしまって。1か月前にはネタを作って、練習時間にあてたいし、チケットが売れるかってことも気になるし、いろいろと悩むことがたくさんあるんです」

――ご結婚されてからはなおさらですか。

「結婚してからは、ネタの稽古してるのを見られるのは嫌なので、朝早く起きてお風呂場で練習したりしました。単独ライブはやりたいんだけど、子どもが小さいうちは現実的には難しいなと思っていて。今までは、テレビや舞台の仕事があって、それがない時間に、単独ライブのことが考えられたけれど、今は、その時間が家族との時間になるので、なかなか難しいんですよね。うまくサイクルができたらやりたいですけどね」

駆け出しのときに助けてもらっていた先輩の奥さんに今は助けてもらっている

駆け出しのときに助けてもらっていた
先輩の奥さんに今は助けてもらっている

――家では、家事の分担はどうしてるんですか?

「お互いに協力しながらやってます。旦那もリモートで仕事をしているので、それで助かっています。でも、子育てってこんなに大変だってことは、知らなかった。出産が大変だってことは分かっていたけれど、その後の一週間、一か月もきついとか。ほんと知らないことだらけでした」

――そういう家のことや子育てのことを、今になって話し合える人はいますか?

「やっぱり地元の友達が相談にのってくれます。もう地元の友達は子供が大きくなってるので、『そういう時期があったのが懐かしいよ』って感じでベテランの風格で、『強いな』って思ったり。それから、ジャングルポケットの太田さんの奥さん(編集部注:モデル・タレントの近藤千尋)とか、チョコレートプラネット松尾さんの奥さんと仲が良くて、すごく心強いです。芸人を始めたばかりのご飯が食べられないときに食べさせてくれた先輩の、今度は奥さんたちが仲良くしてくれて。今は先輩に会うよりも奥さんたちで会うほうが多いくらいで、本当にありがいたいです」

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劇場の託児所で子供たちにリトミックを教えたい

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