2017.12.15
「今年のスキンケアの目玉はなんといってもローションだよね」【ベストコスメ座談】
美容界の第一線で活躍し、コスメの裏側まで知り尽くす、VOCEベスコス審査員3人による座談会を開催。今期のトレンドから受賞コスメの見どころまで、ベスコスがもっと楽しくなる“副音声的トーク”をお届け。


by 芦田 夏子
【座談会's トークメンバー】
(左)ビューティライター 橋本日登美さん
ファンタスティックな表現力を生かし、美容情報をわかりやすく、魅力たっぷりに発信。とくにコスメに造詣が深く、開発背景やメカニズムから質感や使い方まで熟知する。
(中)ヘアメイクアップアーティスト AYAさん
VOCEをはじめ、幅広い女性誌で活躍する。ナチュラルをベースに“旬感”を添加するコスメ使いの匠。選ぶものが見事にベスコスを受賞するという審査員きっての打率王。
(右)VOCEエディター 藤平奈那子
トレンドメイクをいち早く取り入れ、自分のものにするVOCE編集部のオシャレ番長。スキンケアからメイクページまで幅広い企画を担当し、今回のベスコスも担当編集。
化粧水の原点を極めた!“育み保湿型”が人気に
今年のスキンケアの目玉はやはりローション
藤平「今シーズン、ローション部門は傑作が多かった! かなりの接戦で票が割れたので、受賞枠を5位までに拡大したほど」
AYA「どれも優秀だったけれど、現場で愛用しているのがエスト。保湿というローションに求める仕事を堅実にこなしてくれるところが好き。それに、どんな肌質のモデルにも合うという万能性もすごくイイ♪」
橋本「上半期は、オイルインやフォーム状といった目新しい形状が注目されましたよね。でも、今回は、保湿という王道の効果が改めて見直されたという点が注目どころ。基盤となる保湿力を高めた上で、水分を蓄えて、肌自らが潤う力まで養うような“育み保湿型”が上位入賞のカギに」
AYA「美容に熱心なVOCE読者は、お肌の曲がり角にぶつかった時、ハイグレードなコスメを取り入れようとする傾向にあるけれど、今期は、やっぱり保湿が大事ということをローションが思い出させてくれた気がします」
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“質感変化アラーム”で肌上時間を減らしたベスコスクレンジング
橋本「部門をまたいだ話になるけれど、アンチエイジングの“カタチ”に変化があったような気がする。スキンケアが全般的に、ダメージをリセットするという考えから不安定になる要因を取り除いて肌をブレさせないという予防医学的な方向にシフトしている流れがありますよね」
藤平「今期の“落とすケア”も、まさに先手必勝的な予防ケア。SUQQUのクリームもサンローランやTHREEのバームも、ファーストタッチは重めの質感なのに、すぐにとろ~んと溶けるという共通点が。それがメイクオフのサインで、洗いすぎを防ぐというのが“キモ”ですね」
AYA「あのとろけ感はやみつきになる♪」
橋本「それでいて必要以上に洗浄剤を肌の上にのせておくのを防ぐサインでもあるなんて優秀すぎる」
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撮影/伊藤泰寛 取材・文/金子優子

- 芦田 夏子
- 毛穴やニキビ、テカリが気になる典型的オイリー肌。根本的なスキンケアやインナーケアの重要さに今更気付き始めました。趣味は読書とお酒と整理収納。