1. 【いざというとき役に立つ】iPhone、意外と知らない通話機能「3つの裏技」

2017.12.24

【いざというとき役に立つ】iPhone、意外と知らない通話機能「3つの裏技」

メールやアプリに比べると、意外と使いこなせていないのがiPhoneの通話機能。もっと活用すべき便利な機能について、ケータイジャーナリストの石野純也さんに教えていただきました。

【いざというとき役に立つ】iPhone、意外と知らない通話機能「3つの裏技」

メールやメッセンジャーが台頭し、電話の出番は相対的に少なくなっているが、急ぎの場合や予約を入れるときなどにはまだまだ重要な機能だ。また、iPhoneでは、アプリとしてIP電話を追加できるため、“声で伝える”シーンは意外と多いはずだ。

スマートフォンではあるが、iPhoneも電話であることに変わりはない。OSが進化するたびに、徐々に機能も増えている。こうした機能を使いこなせば、もっと電話でのやり取りがスムーズになるはずだ。アプリを使って、電話の機能を拡張できるのも、iPhoneの魅力だ。

また、iOS 11で加わった、「緊急SOS」の機能も、もしものときに心強い存在。警察や消防などへの連絡がスムーズにできるほか、あらかじめ「メディカルID」を設定しておけば、家族や気心の知れた友人に緊急の連絡を取ることもできる。今回は、このようなiPhoneでの通話にまつわる裏技を紹介していく。

1. IP電話も「電話」アプリから発信できる

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データ通信の回線を使って音声をやり取りするIP電話は、便利な存在だ。キャリアの提供する通話機能とは異なり、データ通信が混み合った際の品質保証はないが、そのぶん、料金が安く、通話定額プランに加入していない場合などは節約にもなる。

アプリによっては、「050」で始まる電話番号を持つことができるため、予備の電話番号としても活用できる。格安SIMで音声通話のない料金プランを選んでいるときは、IP電話を通話の手段として使ってもいいだろう。ただ、複数のアプリを使い分けている場合や、通常の電話と併用している場合などは、わざわざアプリを立ち上げて発信しなければいけないのが少々面倒。通話の発着信履歴は、一括して管理したいものだ。

実は2016年に登場したiOS 10から、電話の機能が拡張され、標準搭載される「電話」アプリで、IP電話の発着信を管理できるようになった。アプリ側の対応が必要になるため、すべてというわけにはいかないが、利用できるものは電話アプリ側から発信したほうが、履歴の管理はしやすくなる。

発信の方法はシンプル。電話帳の連絡先から電話をかけたい人を選び、名前を強く押し込む(3D Touch対応機種の場合)。すると、連絡先に入力された項目に対応する連絡手段の一覧が表示される。この中から、「電話」の右にある矢印のマークをタップしよう。電話アプリに対応するIP電話アプリの一覧が表示されるため、そこから発信したいものを選べばよい。

発信手段を選ぶと、アプリが立ち上がり、電話がかかる。履歴にも残るため、再度同じ方法で電話したいときは、それをタップするだけだ。お店やコールセンターなどへ問い合わせするときだけ、サブのIP電話を使っているといったような場合に、役立つ機能といえるだろう。

2.「Whoscall」で迷惑電話をシャットアウト

社会問題にもなっている振り込め詐欺の電話を防ぎたいのはもちろんだが、うっかりアンケートに答える際に電話番号を教えてしまい、セールスの電話がかかってくるのも、貴重な時間を奪われたような気持ちになる。

あまりに頻繁にかかってくるようだと、ビジネスや生活の邪魔にもなりかねない。

ただ、電話帳に電話番号を登録していない電話番号から、重要な電話がかかってくることもある。知らない電話番号だからといって、すべてを着信拒否にすると、ビジネスチャンスを失ってしまうおそれもある。

このようなときに便利なのが、「Whoscall」というアプリ。独自にデータベースを持っており、着信があった際に、かかってきた電話番号とデータベースをマッチングさせ、危険性があるときは画面にマークで警告が表示され、知らせてくれる。

着信拒否も可能だ。

Whoscallは、iOSの着信IDと呼ばれる機能を使っている。アプリをインストールし、GoogleアカウントかFacebookアカウントでログインしたら、「設定」から「電話」を選び、「着信拒否設定と着信ID」を選択して、「Whoscall」をオンにすれば設定は完了。設定のページへはアプリから飛ぶこともできる。その後、データベースが更新されれば、利用することができる。

不審な着信を知らせてくれるだけでなく、あとから電話番号を検索することも可能だ。また、データベースにあれば、お店などの名前も表示される。どこからかかってきたか手間いらずでわかるため、インストールしておきたい1本といえる。なお、料金は月額制で、200円かかる。

3. いざというときのために覚えておきたい「緊急SOS」

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110、119などの緊急通報は、普段なかなか使わない機能だけに、いざというときにサッと押せない可能性がある。緊急時にあわてていると、端末のロック解除ができなかったり、電話番号がぽっかり頭から抜け落ちてしまったりということも十分ありえる。

そこで覚えておきたいのが、「緊急SOS」という機能だ。この機能はiOS 11から加わったもので、電源ボタン(iPhone Xの場合はサイドボタン)を5回連続でクリックすると起動する。警報音とともにカウントダウンが始まり、0になると緊急通報が始まる。

日本では、0になったあと、発信先の選択肢が表示される。ここで、必要なものを選ぶだけで、緊急通報をかけることができる。いざというときは、電源ボタンやサイドキーを5回クリックすると覚えておけばいいだろう。

また、「メディカルID」と呼ばれる、自分の医療情報を書き込んでおくと、そこに記載された電話番号へ発信することも可能だ。本来は持病を抱えている人が、医師や家族にスムーズに発信して、必要な薬などを伝えるための機能だが、単純に緊急連絡先を書き込んでおくだけもいい。

緊急SOSやメディカルIDへの発信は、iPhoneがロックされた状態でも行える。何かあったときは、パスコードでiPhoneのロックを解除する余裕すらないことがある。1分1秒を争うようなときに活躍する機能なので、ぜひ設定しておきたい。

【著者プロフィール】
石野 純也(いしの じゅんや)

ケータイジャーナリスト。ウェブサイトや雑誌を中心に、執筆活動を行う。ネットワークから端末、コンテンツまで、モバイルに関する全レイヤーをカバーする。iPhone、スマートフォン関連の解説書なども、多数手がけている。

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