連載 メンズメイク入門

【最終回】37歳の僕が一年間メンズメイクをして考えたこと

公開日:2021.09.20

【最終回】アラフォー会社員が、一年間メンズメイクをし続け、考えたこと

「男性もメイクは当たり前!」「男性も美容感度が高まっている!」。そんな雰囲気を感じはするけれど、本当に社会はそうなっているのでしょうか? アラフォーでメイク初心者。サラリーマンの筆者が突如「メイクがしたい!」と思いたち、1年間メイクし続け、何を考えるにいたったのか?

【最終回】アラフォー会社員が、一年間メンズメイクをし続け、考えたこと

「男性もメイクは当たり前!」「男性も美容感度が高まっている!」。そんな雰囲気を感じはするけれど、本当に社会はそうなっているのでしょうか? アラフォーでメイク初心者。サラリーマンの筆者が突如「メイクがしたい!」と思いたち、1年間メイクし続け、何を考えるにいたったのか?

【執筆したのは……】

鎌塚亮
1984年生まれ。会社員。セルフケアをテーマに文章を執筆。メンズメイク初心者。
Twitter: @ryokmtk
note: 週末セルフケア入門

メイクは自分に関係ない」と思っていたけれど……

今回が「メンズメイク入門」連載の最終回です。何の知識もないところから、スキンケアやメイクに体当たりでぶつかって、丸一年間が経ちました。まだまだ初心者の域から出てはいませんが、この一年間で考えたことをまとめてみたいと思います。

全体的に楽しかったです。スキンケアや日焼け止め下地は生活の一部になり、使っていることをことさらに意識しないまでになりました。本格的なフルメイクをする機会は正直ないですが、他の人のメイクが分かるようになったことは、新しい言葉を覚えたときのような驚きがありました。

もともと私がメイクを始めた動機は、セルフケアの一環。顔は体調が直にあらわれる部分であり、以前よりも自分をケアするときの解像度が上がったと感じます。その一方、私自身は相変わらず雑で適当な人間のまま。ちょっと美容したくらいでは、「自分を愛する」ケアフルな私に大変身とはいかないようです。

連載に対する反応はほとんどが肯定的なものでしたが、大部分は普段メイクする人からのもの。「わかる」「あるある」「楽しいけど大変だよね」「やってもやらなくてもいいのが理想」。私と同じように、メイクは自分に関係ないと思っていた多くの男性たちが、自分と美容の関係をどのように捉えていくかは、これからの課題だと思います。

でも、メンズメイクをめぐる世の中の雰囲気は、この一年で随分変わりました。スキンケアに興味を持つ男性の数は急速に増えていると感じます。まもなく男性にとっても、化粧水や乳液は洗顔料やシャンプーと変わらない存在になるでしょう。メンズメイクは、より間口の広い「メンズ美容」として市場を拡大し続けています。

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