連載 VOCE特別インタビュー

【前田敦子、30歳】結婚も仕事も。固定観念に縛られない生き方<後編>

公開日:2021.09.25

デビューは2005年。トップアイドルグループのセンターとして駆け抜けた後、俳優としてキャリアを重ね、プライベートでも結婚・出産・離婚を経験した。私たちはテレビや雑誌を通して、前田敦子という一人の女性の成長の過程を目撃してきたとも言える。そんな彼女も、2021年初夏で30歳に。いつの間にか自立した大人の女性になっていた前田さんの言葉は明朗快活で、聞いていると勇気が湧いてくる。インタビュー後編です。

デビューは2005年。トップアイドルグループのセンターとして駆け抜けた後、俳優としてキャリアを重ね、プライベートでも結婚・出産・離婚を経験した。私たちはテレビや雑誌を通して、前田敦子という一人の女性の成長の過程を目撃してきたとも言える。そんな彼女も、2021年初夏で30歳に。いつの間にか自立した大人の女性になっていた前田さんの言葉は明朗快活で、聞いていると勇気が湧いてくる。インタビュー後編です。

―結婚に対するイメージも、実際にする前とした後では変わったのでしょうか。

「やっぱり結婚するときはまだ年齢的にも若かったし、『結婚ってこういうもの』という自分の思い描く理想で、自分のことを縛っていたところがあったように思います。それに子育ても『“自分が”頑張らなきゃ』と意地を張っていたような……。固定観念に縛られるのではなく、パートナーシップや結婚についてもっと気楽に考えても良かったのかもしれないなって、離婚したから今だからこそ言えます。だから今の家族のかたちが一番落ち着くし、離婚は決してネガティブなことじゃないと思えています」

―「結婚/離婚したらこうすべき」というルールは、世間が勝手に作り出している幻想の部分も大きいかもしれませんね。

「それは大きいですよね。その幻想によって、自分のことを苦しめてしまうのは勿体ないと今では思います。例えば、元夫とは『お互いに新しい恋人が出来たとしても、今の私たちならオープンに話し合えるよね』という話もしますし、今はなんでも共有できる仲。相手の幸せは祝福したいですね。私自身は、今恋愛はしていません。恋愛ってエネルギーを使うじゃないですか……。いつまで経っても私にとって、男の人という生き物は難しい相手です(笑)。恋愛って仕事の疲れとはまた別の疲れを伴うので、今はまだそこにエネルギーを使わなくていいかな。でも、いつ何があるかはわからなくていいよねとは思っていますよ」

―その恋愛解禁の時期も、別に人が決めることじゃないですから。その人それぞれのタイミングがありますよね。

「シングルマザーで仕事をしていると、まだまだ“自由人”だとか“自分勝手”だという印象を持たれることがあると私自身が感じています。でも私にとって、自分に何があろうと子供をほったらかしにするなんてあり得ない。例えばこの先誰かと恋愛をするとしても、子供ありきであることだけは間違いない。仕事に対しても、“子供がいるから頑張れる”というモチベーションに自然と切り替わりました。家族の協力を得ながら仕事をしていますが、一番大切なのは息子が笑顔でいることです」

前田敦子さんの写真をもっと見る(記事は続きます)▼

次ページ
前田さんにとっての大きな心の支え

Serial Stories

連載・シリーズ