1. 【デジカメ選びの基本】この機能をおさえておけば間違いない!

2018.02.18

【デジカメ選びの基本】この機能をおさえておけば間違いない!

価格、スペック、クチコミ……カメラを買ううえで、気になるポイントはたくさんあります。そのなかでも、絶対おさえておきたい機能やデジカメ選びの基本について、ご自身の経験も踏まえて、こいしゆうかさんに教えていただきました。

【デジカメ選びの基本】この機能をおさえておけば間違いない!
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新年を迎え1カ月が経ちました。

「今年こそ何か新しいことを始めたい!」とあれこれ思いをめぐらせているけど、まだ具体的な行動には移せていないという人も多いのではないでしょうか。

中でも、趣味でやってみたいことのひとつに挙げられるカメラには

「何だか難しそう」

「カメラは持っているけど、イマイチ使いこなせず放置したきり」

という声がよく聞かれます。

そこで、カメラ挫折経験をもつイラストレーターのこいしゆうかさんが、写真家の鈴木知子さんに学びながら、カメラを上達していく様子をコミックでまとめた『カメラはじめます!』から、初めてのカメラ選びで押さえておくべきポイントをご紹介します。

カメラ選びで、あなたがつまずく理由

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「カメラをはじめたい!」

そう意気込んでカメラ売り場に来てみたものの、何がわからないのかもわからず、結局あきらめてしまったという経験はありませんか?

はたから見たらどれも同じようにも見えるカメラ。しかし値段をよく見てみると「あれ? 0が1つ違う!?」と二度見してしまうほどピンキリ。

この値段の差で何が違うのか、店員さんが熱心に説明してくれるけれど、はたしてそのハイテク機能が自分に本当に必要なのかわからない。

とりあえず口コミサイトでレビューを読んでみるも、カタカナばかりの専門用語がわからない。

「あなたが撮りたいものに応じてカメラを選びましょう!」とアドバイスされても、そもそも何が撮りたいのかもわからない。

そんな数々の壁が立ちはだかり、せっかくの「カメラを始めようかな」という気持ちも、気がついたらしぼんでしまった……なんてこともありえます。

かくいう私も、かつてカメラ選びに失敗した経験があります。

アウトドアシーンで風景をかっこよく撮りたかったのに、勧められるがまま、高級コンパクトデジタルカメラを購入。レンズ交換のできないカメラだったため、自分のニーズとまったく合っておらず、結局そのカメラは引き出しの奥底に眠ることに……。

その後、国内外ですばらしい景色を見る機会にたくさん恵まれたのに、スマホでの撮影のみで、いい写真がまったく残せなかった後悔が、今回カメラに再挑戦したいと思ったいちばんの理由でした。

そもそもデジタルカメラって、どれのこと?

よく、「デジカメ」や「一眼」とも呼ばれるカメラですが、その定義を聞かれると、意外に知らない方も多いのではないでしょうか?

まずデジタルカメラは、この3つのことを指します。

・コンパクトデジタルカメラ
・ミラーレス一眼カメラ
・デジタル一眼レフカメラ

これらの大きな違いは、「レンズ交換ができるか」。

「ミラーレス一眼カメラ」(以下、ミラーレス)と、「デジタル一眼レフカメラ」(以下、一眼レフ)はレンズ交換が可能で、これが俗にいう「一眼」と呼ばれるものです。よく、ミラーレスを持っている方で「一眼レフじゃないから……」と思っている方がいますが、立ち位置はどちらも同じです。

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(出所)『カメラはじめます!』(サンクチュアリ出版)

ちなみに、ミラーレスと一眼レフの違いは、「カメラ本体の中にミラー(反射鏡)があるかどうか」。

一眼レフは、レンズから入ってきた光をミラーで反射させ、そのままファインダーで見ながら撮影ができるので、動きの速いものにもすぐにピントを合わせることが得意です。

一方、ミラーレスは名前のとおりミラーがないので、入ってきた光を一度映像に変換し、液晶画面に映し出されたものを撮影します(※)。そのため、若干のタイムラグが生じやすいと言われていますが、その分、軽量でコンパクトを実現しています。(※メーカーによっては、ファインダー付きのミラーレスもあり)

それぞれに長所と短所があります。

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(出所)『カメラはじめます!』(サンクチュアリ出版)

先ほど述べた私の購入失敗も、そもそも一眼がどれのこと指すのかを知っていたら、選び方も違ったと反省しています。

店員さんに勧められても、スルーしてOKな機能がある

新製品や高額でハイクラスのものほど、便利な機能がたくさんついてきます。

値段の上を見ればキリがなく、選択肢が増えるほど、より「いろいろできるほう」を選びたくなりますよね。でも、お勧めされても、あまり気にしなくていいものもあります。そのひとつが「画素数」です。

よく、「◯◯万画素もあるので、写りがとてもきれいなんです」と言われると、つい画素数の多いほうのカメラを選びたくなりますよね。

もしプロとして仕事で使っていて、撮った写真をポスターぐらい大きく引き延ばすとなれば画素数も重要ですが、実は私たちが日常で使う分には、800万画素ほどあれば十分だそうです。スマートフォンでも大体これをクリアしているので、たとえば1000万画素と2000万画素のカメラがあっても、どちらも写りにそれほど差異はありません。

ちなみに、初心者の方が最初の1台に買うなら、レンズとセットで5万~10万円が相場だそうです。10万円以上になるとハイクラスとなり、その分できることが増えていい写真が撮れる気がしますが、ビギナーであればそこまで必要はないでしょう。

重要なのはフィーリング

「じゃあ、結局何を見ればいいの?」ということで、スペックうんぬんよりも、まずは意外にもフィーリングが重要になってきます。

見た目は同じようでも、機種によってボタンの位置や撮り心地は違うもの。私も購入するまで、長いカメラ旅がありました。カタログで見たときは「絶対これがいい!」と思っていた機種があまりしっくりこなかったり、全然ノーマークだった機種が意外に手になじんだり。

これらはネットの情報だけではわからないので、実際に感触を試せる店舗での購入がお勧めです。

店頭で見るべきポイントは、主にこの4つです。

① 大きさ・重さ・質感

手にフィットするか、重さは丁度よいか確認しましょう。

「お店で見たときはあまり感じなかったのに、いざ持ち歩こうとしたら重かった」ということがよくあるので、外での使用頻度が高そうな人は要注意です。

② シャッター音

メーカーや機種によって意外と違います。たかがシャッター音と思いがちですが、気持ちいい音だと、撮るモチベーションがすごく上がります(笑)。

③ デザイン

何だかんだ、見た目も大事。「一緒にいたい!」と愛着を持てるか心に問いかけましょう。

④ ファインダーの有無

ファインダーがあると被写体に集中しやすく、撮っている感があります。

まずはフィーリングが大切とお伝えしましたが、もちろん機能面でも押さえておくと便利なものがあります。

あると便利な機能はこの3つだ

以下の3つはあると便利なので、選ぶ指針にするとよいでしょう。

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(出所)『カメラはじめます!』(サンクチュアリ出版)

① タッチパネル機能

画面をタッチして操作ができるので便利。

② Wi-fi転送機能

撮った写真をその場でスマホに転送して確認できるので、楽チン。

③ バリアングル液晶モニター(※)

液晶画面が可動するので、高い所や低い所はもちろん、自撮りにも良い。
(※メーカーによって名称が違う場合があります)

値段の相場と、これらのポイントを押さえておけば、もうカメラ売り場も怖くないはず。ぜひ、自分にぴったりのカメラを探しにいきましょう。

ハイスペックなカメラはもちろん魅力的ですが、あまりしっくりこなくて、結局使わなくなってしまっては本末転倒です。

写真がうまくなるためにまず大切なのは、カメラの値段よりも、カメラに触れる回数。たくさん撮ることがいちばんの近道です。

そのためにも、自分が愛着を持って、一緒にいたいと思えるカメラと出合うことが、写真上達の大前提なのです。

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『カメラはじめます!』(サンクチュアリ出版)

【著者プロフィール】
こいし ゆうか

イラストレーター、キャンプコーディネイター。イラストレーターのみならず、キャンプコーディネイターとして雑誌やラジオ、テレビなどで企画・コーディネイト・プロデュースを行う。これまでキャンプで日本全国、さらに世界各地で、すばらしい景色を見てきたのにいい写真が全く残っていない後悔から、ついに一眼レフカメラデビュー。著書に『キャンプ、できちゃいました。』(アスペクト)など。

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