
今回は元宝塚歌劇団・花組男役スターの瀬戸かずや(せとかずや)さんが登場。宝塚在籍時にはみられなかったスターの素顔に迫ります。VOCEST!で元宝塚歌劇団・月組の美夢ひまりが突撃インタビュー!
今回のゲストは元宝塚歌劇団・花組男役スターの瀬戸かずやさん。伝統ある花組の男役として舞台を全うした今の姿は清々しく、そして優しいオーラに包まれていました。前回に引き続き宝塚時代のお話をさらに詳しく伺います。
『ポーの一族』は、みんなで「漫画みたい」って(笑)


瀬戸かずやさん(以下 瀬戸さん)
そうですね。男役ってとても特殊なジャンルなので、メイクは本当に難しかったです。顔って1人1人みんな違うので、「こう描いたらこう見える」というのをコツコツ研究するしかなかったですね。でも毎日同じことをやっているとスランプとかも訪れて、訳が分からないメイクになっちゃうんですよ(笑)。

美夢
公演中のスランプ、分かります(笑)。

瀬戸さん
ありますよね(笑)。こだわったといえば、やっぱり『ポーの一族』。

美夢
やっぱり! 「まるで絵画のように美しい」と劇中にもありますが、本当にその通りで、息を飲みました!!

瀬戸さん
ヴァンパネラという、人間じゃない役を演じたので、肌づくりもアイメイクも、かなり研究しましたね。フランク・ポーツネル男爵という役柄は、威厳も出しつつ、人間じゃない怪しさも出しつつ……そこがすごく難しくて。

美夢
その“ただものじゃない”感じ、すっごく伝わってきました!

瀬戸さん
ありがとうございます! そしてこの公演の時、初めてカラーコンタクトを入れたんですよ。瞳の色が変わると印象ってこんなに変わるんだなって驚きました。で、周りの仲間を見ると……みんな漫画から出てきたみたいで(笑)。みんなで「漫画みたい」って言い合っていましたね~。
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やはり……男役はリーゼント!