安達祐実 祝40歳!

【安達祐実】40歳の現在地。「夫の存在」「母と娘」を語る!

更新日:2021.10.07

【安達祐実】40歳の現在地。「夫の存在」「母と娘」を語る!

この9月に40歳を迎えた、安達祐実さん。芸歴38年の大女優の人生を深堀り!

【安達祐実】40歳の現在地。「夫の存在」「母と娘」を語る!

この9月に40歳を迎えた、安達祐実さん。芸歴38年の大女優の人生を深堀り!

人生がモノクロからカラーになりました

夫の存在

――天真爛漫な笑顔やSNSから覗くカラフルなライフスタイルからは想像がつかないが、色のない無機質な家に住んでいた時期があるという。それは彼女がちょうどアラサーの頃。

「ひとりで娘を育てていたときで、シングルマザーって本当に大変で。幸い、仕事があったので働けば稼げるけど、働くためには子供を預けなくてはいけなくて、何のために働いているのだろう、と思ってました」

――そんな人生でもっとも辛い時期に出会ったのが、現在の夫である写真家の桑島智輝氏だ。

「“あの頃の安達さんの目はがらんどうで、心に何もない人だった”って夫が言うんです。生きているようで生きていないみたいな雰囲気だったらしくて。自覚はなかったのですが、確かにどこかで自分の存在を軽視している部分がありました。食にも興味がなくて、生命を維持するために食べるという感覚。かろうじて娘の食べるものだけはちゃんとつくり、自分はカロリーが手軽に摂取できるコーラやスナック菓子で食事を済ませる生活でした。夫はそんな私の写真を撮り、撮影のたびに美味しいパンや軽くつまめるものを私に渡すことで、命を繋ぎ留めようとしていたのかなって、今振り返ると思います」

――そして、そんな日々を積み重ねるうちに「自分がこんな人間だったとは!」と安達さん自身が驚くほど明るく楽天的な性格に。

「子供の頃は、大人がお茶しておしゃべりしているのを、いつまでも黙って待っていたと母に言われるぐらい、おとなしかった。インタビューもしっかり話さなくてはと思い、頭の中で初めから終わりまで文章を組み立ててから口にするような子でした。でも今はまったく何もしなくなりました」と笑い、「今でこそ、彼に小言も言いますけど、今の私があるのは彼のおかげ」と続ける。

「他人から見たら可愛くないと思われるであろうものを可愛いなと思っていたら、夫もそれめっちゃいいね、と。この人も同じ感覚なんだっていうのがわかってきたら、本来の自分の好きなことがクリアになっていったというか。ずっとモノトーンな部屋が好きだと思ってきたけど、どうも違ったみたい(笑)で、今は柄ものがあったりして、カラフル。お互い勝手に買ってきたものを、めちゃくちゃいいと思い合える、そういう出会いができたのは、本当に幸せだと思います」

母と娘

――安達さんは、妻であると同時に、2人の子供がいる母親でもある。あまりにも愛らしく、子供を叱るイメージがまったく湧かないが、叱ることはもちろんあるとのこと。

「ただ、怒鳴らず冷たく言うので、すごく怖いと娘に言われます(笑)。息子も私の返事のちょっとしたトーンで察知するようになっていて、ちょっと可哀想だなとも」

――そして、彼女自身、娘という一面もある。彼女の母は、ステージママであり、自身もタレントとして活動する安達有里さんだ。

「料理も上手で掃除も洗濯も、主婦としてすべてが完璧で家庭的。お茶も点てられて、お花の先生の資格も持っていて、頭もいい。才色兼備なんです。でも、一方で破天荒な部分が破天荒すぎる。特に私が思春期の頃は、母の“女”感がイヤで。母も母で、娘を育て上げたということにプラスして、“安達祐実を育てたのは私”みたいな自負もあり、単なる母と娘の関係ではなかった。さらに、表に出るタイプの母に対して、私はどちらかというと裏方タイプ、と性格も正反対。付き合うのが難しくて面倒に感じたり、不機嫌になられるのが理不尽に思えて距離を置いていた時期も」

実際、数年間、連絡をとらないほど疎遠になっていたが、「結婚することをきちんと挨拶しに行かなくては」という夫の言葉をきっかけに連絡をとるようになったという。

「以前は、このままずっと疎遠でもいいやと思っていたのですが、やっぱりどこかで仲良くしたい気持ちもあったので、現在の良好な関係はとてもうれしいですね。もちろん母は今でも現役バリバリですけど、自分の年齢に向き合うようになったのもあってか、一緒にいやすくなりました。今は近くに住んでいて、日々多くのサポートをしてもらっていますが、尊敬する部分は多く、感謝しています」

安達祐実さん

──HISTORY──

1981年[ 0歳 ]9/14誕生。
1983年[ 2歳 ]子育て雑誌でモデルデビュー。芸能界での活動をスタート。
1990年[ 8歳 ]ドラマ『自由の丘に私が残った』で女優デビュー。
父親役だった柴田恭兵さんに「これから素敵な女優さんになるんだよ」と言葉をかけられ、女優としての意識が芽生える。
1991年[ 10歳 ]カレーのCMで注目を集める。
1993年[ 11歳 ]映画『REX』で初主演。
1994年[ 12歳 ]ドラマ『家なき子』で初主演。
「同情するならカネをくれ」はその年の新語・流行語大賞に選ばれた。
1997年[ 15歳 ]ドラマ『ガラスの仮面』主演。中学・高校は仕事三昧の日々。大人っぽく見られたくて模索する。
1999年[ 18歳 ]大河ドラマ『元禄繚乱』で主人公の妾役に。初めての女らしい役。
2003年[ 21歳 ]ドラマ『大奥』出演。その後、舞台にも出演。ここで林徹監督に出会い、「女優として仕事を続けていきたい」と思うように。
2005年[ 24歳 ]1度目の結婚。
2006年[ 24歳 ]長女を出産。
2009年[ 27歳 ]離婚。シングルマザーになる。
2010年[ 28歳 ]昼ドラ『娼婦と淑女』主演。多忙を極める。
2011年[ 29歳 ]写真家の桑島智輝氏と出会い、作品撮りを始める。
2013年[ 31歳 ]デビュー30周年目を迎え、写真集『私生活』を発表。
2014年[ 33歳 ]映画『花宵道中』主演。桑島氏と再婚。
2016年[ 34歳 ]長男を出産。
2019年[ 37歳 ]VOCE初登場。仕事の大きなターニングポイントに。
2020年[ 38歳 ]VOCE初表紙に! ドラマ『捨ててよ、安達さん。』に本人役で主演。
2021年[ 40歳 ]VOCEの表紙(特別版)に再登場!

モデル/安達祐実 撮影/岡本俊(まきうらオフィス/人物)、伊藤泰寛(静物) ヘアメイク/吉崎沙世子(io) スタイリング/船橋翔大(DRAGON FRUIT) 取材・文/楢崎裕美

Edited by 鬼木 朋子

公開日:2021.10.03