1. 生理前のイライラ&生理痛を抑えるハーブ&アロマはこれだ!

2018.05.26

生理前のイライラ&生理痛を抑えるハーブ&アロマはこれだ!

いわゆるPMSと言われる生理前の不快症状や生理痛、悩まされる人は毎月悩まされるんだからたまったもんじゃありません! 身近なハーブやアロマの力で、少しでも緩和できたらと思いませんか?

生理前のイライラ&生理痛を抑えるハーブ&アロマはこれだ!

PMSとは、月経前3~10日頃から始まる精神的、身体的不快症状のこと。むくみのほか、おなかに膨張感を覚えたり、胸がきつく張った感じがする人も。また頭痛や腹痛、腰痛がひどくなるパターン、倦怠感や食欲の不振、めまいを覚える人もいます。ただし、これらの症状は月経が始まると治まることがほとんど。

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PMSの原因に関しては未だはっきりとわかっていません。ただ、効果的な治療法として、利尿薬、鎮痛剤、低容量ピル、精神安定薬などが用いられています。漢方薬も有効と言われていますよ。

また、リラクゼーションをしっかりすることもこうしたホルモン系の症状には効果あり! そのため、ハーブやアロマも香りで人をリラックスさせますから、PMSにも効果があると言われています。そこでハーブ研究家の松永梨杏さんに、PMSと生理痛に効くハーブやアロマを教えていただきました。

最強のアロマオイル“ローズ”

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「PMSに限らず、ホルモンバランスを整える効果があると言われているのが、ローズのアロマオイル。香りをかぐだけでイライラを抑え、生理不順にも効果があることがわかっています。ローズのアロマオイルは値段が高いのですが、劣化しにくく冷暗所で保存すれば10年以上もちます。なので1本持っておくと女性は便利ですよ。ローズ以外ですと、以下のオイルがそれぞれのPMS症状におすすめです」(松永さん、以下同)

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ゼラニウムのアロマオイルは「ニールズヤード」でも購入可。バラを感じさせるグリーンフローラル系の親しみやすい香りです。

<精神的&肉体的、両方のPMS症状に効果的なアロマオイル>

レモングラス:めそめそ、落ち込み、気分を上げたいとき、全身のむくみ緩和
ゼラニウム:全身のむくみ緩和、ストレス緩和、精神的・肉体的な乱れのバランスを整える

<イライラや情緒不安定などの精神的なPMS症状に効果的なアロマオイル

ラベンダー:イライラ、リラックスしたいとき
イランイラン:イライラ、めそめそ、気分を上げたい&リラックスしたいとき
クラリセージ:イライラ、落ち込み、気分を上げたいとき、起き上がる気力すらないとき
ベルガモット:めそめそ、落ち込み、気分を上げたいとき

<むくみや膨張感などの肉体的なPMS症状に効果的なアロマオイル

ジュニパー:とくに下半身のむくみ

「これらのアロマオイルを、キャリアオイル(ホホバオイルかスイートアーモンドオイルがおすすめ)小さじ1(5ml)に対し1滴混ぜてマッサージオイルを作ります。このオイルをやさしくもみこむように首や肩をマッサージしてください。もし人の手が借りられるようなら、背中から腰をくるくるなでるようにマッサージするのも効果的です」

「また、精神的なPMSに関してはスプレーにして使用するのもおすすめです。50mlのガラスの遮光ビンにエタノール10ml(プラスチックの容器は溶けるので不可)、精製水かミネラルウォーター40ml、アロマオイル10滴を入れ、よく振れば完成。枕カバーに吹きつけたり(アロマオイルでシミがつくこともあるので汚れてもいい枕カバーを使ってください)、ティッシュに吹きつけそばに置いておいたり、髪にスプレーしてもいいですよ。使うつど、よく振ってくださいね」

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ジュニパーは「生活の木」にある。さわやかな香りなので嗅ぐことで気分転換にも。

「ところでジュニパーは、肉料理やザワークラウトを作るときに使われるので、『ジュニパーベリー』という名前でスパイスとしても食料品店で売られています。ですのでそのまま食べてしまってもいいですし(ウッディですが、甘みのあるお味です。私は好きなのでそのまま食べてしまっています)、お酒に強い人なら、これをホワイトリカーに漬けたものを少量飲むのもいいですよ。非常に利尿作用のあるスパイスですから、尿の量を増やし、体全体のむくみを取り去ってくれます」

生理痛に絶大な効果のあるクラリセージ

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では、いざ生理痛になってしまったらどんなハーブやアロマがいいのでしょうか?

「いちばんのおすすめはクラリセージのオイルです。これをキャリアオイル(ホホバオイルかスイートアーモンドオイルがおすすめ)大さじ1(15ml)に対し、3滴混ぜます。そしておへその下や腰まわりをぐるぐると手を回しながらマッサージ。このとき、余裕があれば太ももの内側も同じようにマッサージしてみてください。これだけでもかなり痛みは治まるはずですが、ひどいときはその後、おしぼりを電子レンジであたため、おなかと腰にあて、バスタオルで落ちないように包んでください。要は温シップですね。こうするとさらに効果がアップします。また、マージョラムやサイプレスも生理痛を緩和する効果のあるアロマです」

「タイム+セージ+レモンバームを1滴ずつブレンドして作るマッサージオイルもおすすめです。もし『3種類もアロマオイルをそろえるなんて、面倒でイヤだわ』という人は、クラリセージだけでも大丈夫ですよ」

「また、生理痛に効果のあるハーブやスパイスもあります。ローマン・カモミールやセージ、タラゴン、アニスシードなどがそう。料理にお好きな人は料理に取り入れてみてください。時間がない人や料理はちょっと……と言う人は、生理が始まったら温かいローマン・カモミールティーをこまめに摂取してみてくださいね」

生理時におすすめのアロマバス

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また、生理に関する悩みに関しては、アロマバスが有効だと松永さんは言います。

「やはり体を温めることで循環がよくなり、いろんな不調が改善されていくんだと思います。そしてただ湯船に入って温まるだけじゃなく、アロマの力も加えると効果がぐんとアップしますよ。たとえば生理が重い人の場合だったら、サイプレスとレモンバームのオイルをお風呂に入れてゆっくりとあったまってみてください。体が軽くなりますよ」

「生理不順で悩んでいる人にはゼラニウムとレモンバームのブレンドを。ダラダラと少量ながらも生理が長期続く人にはジュニパーを入れるのがおすすめ。必ずお風呂に入れる際も、キャリアオイルに適正量(キャリアオイル大さじ1に対し、アロマオイル3滴)混ぜたものを入れてくださいね。ただ、これだと湯船がベタつき、掃除が大変! というときは、キャリアオイルの替わりに無糖のヨーグルトや純正のはちみつ大さじ1に変えてもOK。掃除の手間がぐっとラクになりますよ」

教えてくれたのは……
ハーブ研究家・中医薬膳調理師
松永梨杏さん

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ヘアメイクアーティストとして活動する傍ら、イギリス・ロンドンの「ニールズヤードレメディーズ」、「ザ・ニコラス・カルペパー」のハーバリスト学校を1987年に卒業。ホスピスなどでアロマ施術などを経験する。現在、中医薬膳調理師の資格を活かし、北区王子神谷にてオーガニックのハーブや食材を使った薬膳カフェ「ルーン・ウィッチズグロット」を経営する。